Complex Sentence(重文と複文)IELTSライティングの文法対策

【Complex Sentence: 重文と複文】IELTSライティング文法対策

こんにちは!

SOLO IELTS TOEFLルークです。

今回の記事では、IELTSのライティングスコアアップのテクニック「Complext Sentence(重文と復文)」についてまとめました。

Complex Sentenceとは、簡単に言うと「2つ以上のセンテンスで構成された文」のことを指します。

つまり、接続詞などを用いて、文章の論理的なつながりを示して表現することが、IELTSライティングのスコアアップに効果的ということです。

これは「タスク1」と「タスク2」の両方で効果的なテクニックなので、もしまだ覚えていない場合は実践してみてください。

文章の論理的な繋がりを表現するためには、適切な接続表現を覚える必要があります。”and/but/so” など、一般的な接続表現以外にも、さまざまな接続表現を覚えて対策していきましょう!

それでは詳しく説明していきます。

Complex Sentence(重文と復文)について

IELTSライティングの評価基準

IELTSのライティングは、4つの評価項目から採点されます。

参考までに、バンドスコア7.0の評価基準を以下にまとめてみました:

TA・問題の要求をカバーしている
・主なトレンドや違いの全体像を明示している
・主な特徴や箇条書きの質問について説明している
・一方で、やや説明不足な部分も残る
CC・情報やアイデアを論理的に展開できている
・様々なつなぎ言葉が適切に使われいる
・一方で、つなぎ言葉の使用において多寡が見られる
LR・十分な範囲の語彙を使用できる
・レベルの高い語彙を巧みに使える
・使い方やコロケーションにも多少意識している
・語彙の選択やワードフォーメーションに時折間違いがある
GR・様々な重文や複文を使用している
・間違いのない文章が多い
・文法や句読点の間違いが散見される

Complex Sentence(重文と復文)は、4つの評価項目のうちGR(文法)の観点にあたります。

一見、そこまで影響力の高い要素に思えませんが、重文と復文を表現するためには「接続表現(つなぎ言葉)」が必要です。

つなぎ言葉はCC「段落構成」の観点にあたるので、重文と復文を正しくマスターできれば2つの観点で評価を伸ばすことができます。

重文と複文とは

センテンスは「①単文」「②重文」「③複文」の3種類に分けられます。

それぞれを説明すると、

① 単文S+V~の単一の節から成る文
eg. My brother is busy now.
② 重文and, or, butなどの等位接続詞で単文が接続している
eg. My dad is busy, but he goes to the library twice a week.
③ 復文while, though, whenなどの従属接続詞で単文が接続している
eg. Knock the door when you get to my room.

のようになります。

接続詞を用いているものが、重文または復文であると考えて下さい。

Complex Sentenceと聞くと「長い複雑な文章」という印象を抱いてしまいますが、実際はそうではありません。むしろ、長く複雑な文章は英語では嫌われる傾向があります。

対策1: 悪い例を知る

英語がComplex Sentenceと表示されているので、「長い文章、複雑な文章」を書くことと勘違いをしている生徒がいます。

実際に生徒が書いた悪い例を見てみましょう:

  • It is thought by some that making a big contribution to the society can sufficiently be done just by paying taxes, while others argue that other than paying taxes, and there are many more resposibilities which should be fulfilled by people as members of a society.

一つの文章に3つものアイデアが入っていることが問題です。結果として多くの文法間違いをおかしています。

対策2: 使用頻度をしる

では単文、重文と複文はどれぐらいの頻度で使用すれば良いのでしょうか。

  • 単文: パラグラフの最初でメインアイデアを示すとき
  • 重文と複文: メインアイデアの説明と例を挙げる時

その上でボディパラグラフのストラクチャと合わせて確認しましょう。

  • 1文目 – メインアイデア (単文)
  • 2文目 – メインアイデアの説明 (重文と複文)
  • 3文目 – 例 (重文と複文)

あくまでこれは一般論です。当然1文目のメインアイデアで重文と複文を使用することも可能です。

対策3: 良い例を知る

対策2に沿って、今度は上手な例を見てみましょう。問を以下で仮定します :

  • Students in many countries are encouraged to travel or work for a year before starting their university studies. Discuss the advantages and disadvantages for young people who decide to work or travel after finishing high school and starting education in a university.

重文と複文が使用されているパラグラフをみてみましょう。

  • An advantage of working during high school is the gaining of valuable experience. When young people decide to work during their high school, they will get accustomed to the work environment and know several expertise and skills upon which they can build their future. In this way, it can be assumed that they will be more than ready for any future work. For example, my brother preferred to work when he was at high school level with the aim of learning new skills. Upon completion of high school, he easily found a suitable job and impressed the employers with his experience.

色は以下の意図で分けています :

  • メインアイデア: 青字
  • メインアイデアの説明: 黒字
  • 例: 赤字

青字のメインアイデアをシンプルな単文で表現していますね。続くアイデアの説明と例は、

  • when
  • and
  • that

のような繋ぎ語をしようして重文と複文を使用して表現しているのが確認できます。

対策4: 関係詞節

関係詞節を使うことで人、モノ、情報の追加の説明を複文ですることができます。 流暢で一貫性のある文章のイメージを与えることが可能です。

  • The World Wide Web has become an essential part of our lives.
  • It was invented by Tim Berners-Lee.

上の2つの文章を関係詞節を使用して1つにしてみましょう。

  • Tim Berners-Lee invented the World Wide Web, which has become an essential part of our lives.

対策5: 仮定法

パラグラフの冒頭で示すメインアイデアがある一定の条件下のみで機能する際や、前文に対して条件を示す際に使用します。

  • Question:
  • Some people think mothers spend most of their time raising their children, and therefore the government should support them.
  • Answer:
  • There are still women who are in dire need of government’s support. In some rural areas which are not developed, women still take up only the role of mothers. They may not be well educated and therefore cannot support themselves and the situation would be worse if she is divorced or a widow. In this case, women should be supported financially. For instance, a village near Ozu city in Ehime receives a funding to support all the mothers with 50,000 yen monthly. Consequently, the women and her children are now developing and becoming successful. Thus, few women should be supported by the government.

まとめ

重文と複文はどこでも使用しなければいけないわけではないです。

一方でアイデアの解説や例を挙げる所では使用しやすいので使う事をオススメします。

重文、複文には「長い文、複雑な文」といった意味はまったく含まれていないです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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