TOEFL iBT ライティングの対策と勉強法 まとめ

こんにちは!SOLOのルークです!

「TOEFL iBTのライティングでスコアが伸びません」
「ライティングをどうやって勉強すればいいですか?」

といったご相談をよくいただきます。

これまでの記事で様々なテンプレートやスコアアップのテクニックをご紹介しましたが、根本的な勉強法についての情報はアップデートしておりませんでした。

今回の記事では、そんなTOEFL iBTのライティング勉強法についてまとめていこうと思います。

ライティングに関する他の情報は、以下の記事が参考になると思います:

TOEFL iBT ライティングの概要

TOEFL iBTのライティングは、

  1. Academic Discussion
  2. Integrated Writing 

の2つのパートで構成されています。

Academic Discussion は、その名の通りクラス内でのディスカッションを想定し、トピックに対して他の生徒の意見を参考にしながら自分の意見を述べる形式の問題です。

Integrated Writing は、あるトピックに関するリーディング・リスニングの内容を要約してまとめていく形式の問題です。

その他、細かい点なども含めて以下にまとめます:

Academic DiscussionIntergrated Writing
試験時間10分20分
文字数100字以上150 – 225字
試験内容意見陳述読んで聞いた内容の要約
必要なスキル– ロジカル・シンキング- 文法- 語彙– リスニング力- 要点理解力- (リーディング力)- 文法- 語彙

必要なスキルに関しては、公式の見解はなくあくまで私個人の考えが反映されています!

対策をする上で大切なことは、上記の必要なスキルの「自分の足りていないスキル」に焦点を当てて弱点を克服していくプロセスです。

弱点から目を背けていては一向にスコアは伸びないので、ここは自分自身を客観的に厳しく評価するようにしましょう。

TOEFL iBT ライティングの対策と勉強法

概要がわかったところで、それぞれのパートごとに必要な対策と勉強方法を共有していきます。

まず大前提として、

  1. 語彙力
  2. 文法力

の2つの基礎英語スキルはいずれのパートを対策する上で必須の能力です。

目安として語彙力は「英検2級以上」や「TOEFL850点以上」くらいは最低でも必要です。

仮に現状がそれ以下だった場合、変にテクニックをつけるよりも基礎力の学習に焦点を当てた方が結果的により早くスコアを取得できると思います。

この目安として挙げた英語試験に関しても私の主観です!学習経験によっても異なると思うので、あくまで参考程度に考えてください!

文法力は大学受験で出題される範囲は全てカバーできていることが理想的。

最低でも「主語・動詞・目的語(補語)」といったセンテンスを構築する品詞の役割は覚えておくことが望ましいです。

文法が苦手な人はケンブリッジが出版している “Grammar in Use” シリーズが感覚を掴むのにいいと思います。多くの語学学校でも使われており信頼のある書籍です!

Academic Discussionの対策と勉強法

Academic Disussionは、短い時間で自分の意見を展開することが求められます。

スコアを取る上で最も重要なポイントが、

  1. 設問に適した回答ができている
  2. 主張を具体例でサポートできている

の2点です。

評価の中で一番重要なことが「主張を関連した具体例(Evidence)でサポートできている」という観点。

この部分を対策することが最も大切。

気をつけなくてはいけないのは、このスキルは英語に関係なく母語の思考力に依存するという点です。

つまり、たくさん英語のライティングを書いたところでこの本質的な課題から目を逸らしていては一向に安定して高スコアを取得することができません。

これを伸ばすためには、シンプルに「考える質を高める・考える量を増やす」ことが必要です。

具体的にどんなことをやるかというと、

  1. 身の回りに起こっている現象に目を向ける
  2. 1に疑問を持つ
  3. 1に関して他の人の意見を参考にする
  4. 1に関して自分なりの意見を考える
  5. その意見に説得力を出せるような具体例を考える

こんなイメージです。

まず最初は「認知する」ことから全てが始まります。

ニュースや本など、外部からの情報を意図的にインプットしてその現象が起こる原因や、自分なりの考えなどをザッといいので思い浮かべてみます。

意見が出てきたら必ずその意見を具体例でサポートすることを意識してみてください。

具体例がないと、その意見は単なる感想で他者を説得することができないからです。

上記のプロセスは頭の中で全て実行しようとはせずに、紙に書き出してみることを強くオススメします!紙に書くことで自分の意見を客観的に振り返ることができ、より意見がまとめやすくなります。

1日1回を目安に、徐々に書く時間を早めていくようにしてみましょう。

Academic Discussionの対策に関するより詳細な情報は以下の記事にまとめてあるので、参考にしてください:

Integrated Writingの対策と勉強法

Integrated Writingは、リスニング力がスコアの要です。

リーディングも関連しているのですが、一番スコアに影響を与えるのはリスニングの要点を書き出すことだからです。

リスニングは、

  1. 音声知覚
  2. 意味理解

の2つの構成要素から成り立っていると言われています。

音声知覚は音に対する理解度や反応。フォニックスや発音矯正を行うことが効果的です。

「英語に聞こえない」と感じる人は音声知覚が弱点の可能性が高いです。

意味理解は聞こえてきた音声情報の理解スピード。読解練習が重要です。

語彙や精読が苦手な人は意味理解が弱点の可能性が高いです。

と、ここまでまとめましたが上記で紹介した内容はあまり具体性がなく、いくぶん無責任な気がします。

そこで、私なりに着目すると良さそうなポイントを以下にまとめてみます:

  1. ディスコースマーカーに着目する
  2. 主張の流れを読み取る

ディスコースマーカーとは「論理指標」と呼ばれ、主張の中で論理が変わる時のマークとして用いられます。

Integrated Writing では、基本的に3箇所、具体例として機能している部分を読み取る必要があり、これらが始まる時には必ずといっていいほどディスコースマーカーが用いられます。

それらに着目するとどの部分を集中して聞けばいいかがわかってくるはずです。

ディスコースマーカーに関する記事は以下を参考にしてください:

意見は「抽象→具体」の順番に展開することが英語の基本です。

この抽象を「トピックセンテンス」と言い、筆者がより強く読み手(聞き手)に印象付けたい内容になります。

具体は「サポートセンテンス」で、トピックセンテンスで述べた内容を “より細かい観点から述べ直す” ことで主張に説得力を出す役割があります。

細かい音声ではなく、このような情報全体の流れに着目できるようになるとディスコースマーカーと同様に情報全体の要点を掴むことが容易になり内容が理解できるようになります。

音声がそもそも聞き取れない場合は、リスニングの教材を繰り返し聞きつつオーバーラッピングやシャドーイングで発音の精度を高めることを意識してみてください!

まとめ

今回の記事ではTOEFL iBTライティングの対策方法をまとめました。

こういった対策や勉強法の記事は、表面的なテクニックが多くなる傾向がありますが、今回は10年以上指導した私の個人的な見解が強く反映されています。

結局は自分の弱点に向き合うこと。

もしかしたら英語の基礎の部分に問題があるかもしれないし、日本語の考える力が原因かもしれない。

自分ではなかなか認めにくいことかもしれないですが、そのような弱点を克服することでより安定したスコア取得に繋がり、総合的な言語力もUPしていくはずです。

ライティングに関して以下の記事もきっと参考になると思います:

今回の記事が参考になれば幸いです!

最後にTOEFL対策でなにかお悩みがあればお気軽にご連絡ください!

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