こんにちは!
SOLOのルークです!
英語を軸に、海外進学される方をサポートしています。
今回の記事では「フィンランドの大学のランキング・学費・進学方法」を紹介します。
フィンランドでは、IT学科の選択肢が数多くあります。ITは欧州就職で王道ですので、卒業後に欧州就職を狙う方は、フィンランド留学を考えてみると良いのではないでしょうか!
それでは、詳しくみていきましょう。
目次:
フィンランドの大学
ランキング
まずは、ランキングから見ていきましょう。
以下は、2024年度のフィンランドの大学ランキングです。
大学名 | 日本語名 | Times Higher Education Ranking (2024) | TopUniversities Ranking (2024) |
University of Helsinki | ヘルシンキ大学 | 121 | 115 |
Aalto University | アールト大学 | 201 | 109 |
University of Turku | ターフク大学 | 301 | 315 |
University of Oulu | オウル大学 | 251 | 313 |
Tampere University | タンペレ大学 | 301 | 436 |
University of Eastern Finland | 東フィンランド大学 | 501 | 548 |
University of Jyväskylä | ユヴァスキュラ大学 | 401 | 446 |
LUT University | ルット大学 | 251 | 351 |
Åbo Akademi University | オーボ・アカデミ大学 | 501 | 601 |
Tampere University of Applied Sciences | タンペレ応用科学大学 | 301 | – |
留学生に人気の上位進学先は、「ヘルシンキ大学」「オウル大学」「アールト大学」の3校です。
大学の格付け機関によりランキングが異なるのは、評価方法に違いがあるためです。
QSのランキングは「学界での評判(40%)、論文被引用数/教員数(20%)、学生数/教員数(20%)、ビジネス界での評判(10%)、留学生比率(5%)、外国人教員比率(5%)」の内訳にて評価されています。
The Timesのランキングは「教育(40%)、研究(30%)、論文被引用数(30%)、国際性(7.5%)、企業からの収入(2.5%)」の内訳にて評価されています。
U.S.Newsのランキングは「卒業・留年率(22%)、学部評価(20%)、教員資源(20%)、学生一人当たりの財源(10%)、卒業実績(8%)、学生の成績(7%)、卒業後の負債比率(5%)、社会的流動性(5%)、卒業生評価(3%)」の内訳です。
英語コース
次に、フィンランドで英語コースを提供している大学を確認します。
現在、フィンランドでは学士で130以上、修士で410以上の学科が英語コースを開講しています。
世界ランキングの上位校では、「ヘルシンキ大学」「アールト大学」「トゥルク大学」「オウル大学」「タンペレ大学」の5校が学部レベルで英語コースを提供しています。
ヘルシンキ大学では「サイエンス」のみが、学士で英語コースを提供しています。
アールト大学では「CS」「データサイエンス」「量子テクノロジー」「国際ビジネス」「デザイン」から選択可能です。
また、近年人気なのが、タンペレ大学の「持続可能都市開発」やHAMK 応用化学大学の「持続可能デザイン」「オーガニックファーミング」などです。
フィンランド独特の学科としては、サタクンタ応用科学大学の「海洋マネジメント(船長)」やハーガヘリア応用科学大学「航空ビジネス」などがあります。
より多くの選択肢から吟味したい人は、以下のウェブサイトがオススメです。英語で開講されているコースを網羅的に確認することが可能です!
学費
フィンランドの大学の2024年度の学費です。
学費(年) | 7,000 € – 13,000 € |
フィンランドの大学の学費は、2024年7月現在のレートで年間116-216万円です。
フィンランドの大学は、どこの大学もさほど学費が変わらないことが特徴的です。
フィンランドの大学は無料だという噂がありますが、あくまで現地の人に限ってです。EU外の外国人留学生は、英語コースに通う場合は費用がかかります!
進学方法
フィンランドの大学の出願要件は以下です:
- 1. 高校の卒業証書
- 2. 高校の成績
- 3. SAT
上記の出願要件は、フィンランドの大学ですと、おおよそどこも同じです。
成績は、高校1-3年全てを提出しないといけない大学と、2-3年の成績のみを提出する学校に分かれますので各大学のサイトから確認が必要です。
成績は高ければ高いほど良いですが、低いからといって出願できないわけではないので積極的にチャレンジしてみると良いでしょう。
SATとは、米国の大学進学希望者を対象とした共通試験です。教科は、
- 1. リーディングとライティング
- 2. 数学
の2科目で、200-800点満点(計1,600点)の試験となっています。SATは、日本でも年間6回の受験が可能です。
上記3点の書類が揃ったら、志望校のウェブサイトではなく、「Studyinfo.fi」というウェブサイトから志望校全てに一括で出願をします。合格通知が届いたら、ビザの申請を済ませて渡航準備に入ります!
その他の欧州の大学では、英語資格であるIELTS(TOEFL)の提出が必須なのに対して、フィンランドの大学では代わりにSATのスコア提出が求められます。
以下は、弊社でフィンランドの大学の出願要件を満たせた方の受講感想です!
最後に
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- IT系の専攻が多数
- 年間の学費は116-216万円
- SAT400点+から留学可能
一般的に、欧州の大学は3年制ですが、フィンランドの大学は3年半もしくは4年であることが多いです。また、大学や学科によっては5年-5年半であることもあるので予め確認しましょう。
通常、欧州の大学進学を考えている人はIELTS(TOEFL)対策を中心にされているかと思います。一方、フィンランドも志望する方は、同時にSATの勉強もする必要があります。
基本的に、IELTS(TOEFL)ができないのに、SAT ができるといったことはありません。SATは、英語で基礎学力を測るテストですので、前提として英語力が必要だからです。
そういった意味でも、その他の選択肢の可能性を広げるためにも、欧州留学を考えている方はまずは英語力をつけることを優先させましょう。
また、フィンランドは、オランダとデンマークについで国民の英語力が世界で最も高い国の1つです。
ハイレベルな英語環境で学費を抑えて留学をされたい方、卒業後に欧州に残って活躍をされたい人などにオススメです!
その他の世界の大学が気になる方は、下記にまとめていますのでご参照下さい。
英語スコアを取得しないことには、海外大学へは出願することができません。先に志望校を絞り込みすぎるのではなく、英語力を上げながら、志望校を絞っていくとをオススメします。
最後に、弊社は海外進学を志す方に、IELTSとTOEFLをオンラインで専門的に教えています。弊社で英語学習をしている学習者の方には、無料で海外進学の相談にものっています。私で宜しければ、いつでもご連絡ください!
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。