こんにちは!
SOLOのルークです!
英語を軸に、海外進学される方をサポートしています。
今回の記事では「スウェーデンの大学のランキング・学費・進学方法」を紹介します。
スウェーデンは、他の欧州の大学では選択することができない学科が数多くあります。大学のランキングだけでなく、自分の興味がある学科を参照にしてみてください!
それでは、詳しくみていきましょう。
目次:
スウェーデンの大学
ランキング
まずは、ランキングから見ていきましょう。
以下は、2024年度のスウェーデンの大学ランキングです。
大学名 | 日本語名 | Times Higher Education Ranking (2024) | TopUniversities Ranking (2024) |
Lund University | ルンド大学 | 106 | 85 |
Uppsala University | ウプサラ大学 | 140 | 105 |
Stockholm University | ストックホルム大学 | 185 | 118 |
KTH Royal Institute of Technology | KTH王立工科大学 | 97 | 73 |
University of Gothenburg | ゴテボリ大学 | 201 | 187 |
Chalmers University of Technology | チャルマース工科大学 | 189 | 129 |
Linköping University | リンシェーピング大学 | 251 | 268 |
Karolinska Institute | カロリンスカ研究所 | 50 | – |
Umea University | ウメオ大学 | 401 | 465 |
Swedish University of Agricultural Sciences | スウェーデン農業大学 | 301 | – |
Örebro University | エレブロ大学 | 601 | – |
Jönköping University | イェーピング大学 | 601 | – |
Karlstad University | カールスタード大学 | 1001 | – |
Luleå University of Technology | ルレオ工科大学 | – | – |
Linnaeus University | リンネウス大学 | – | – |
留学生に人気の上位進学先は、「ルンド大学」「KTH王立工科大学」「ストックホルム大学」の3校です。
大学の格付け機関によりランキングが異なるのは、評価方法に違いがあるためです。
QSのランキングは「学界での評判(40%)、論文被引用数/教員数(20%)、学生数/教員数(20%)、ビジネス界での評判(10%)、留学生比率(5%)、外国人教員比率(5%)」の内訳にて評価されています。
The Timesのランキングは「教育(40%)、研究(30%)、論文被引用数(30%)、国際性(7.5%)、企業からの収入(2.5%)」の内訳にて評価されています。
U.S.Newsのランキングは「卒業・留年率(22%)、学部評価(20%)、教員資源(20%)、学生一人当たりの財源(10%)、卒業実績(8%)、学生の成績(7%)、卒業後の負債比率(5%)、社会的流動性(5%)、卒業生評価(3%)」の内訳です。
英語コース
次に、スウェーデンで英語コースを提供している大学を確認します。
現在、スウェーデンでは学士で80以上、修士で1000以上の学科が英語コースを開講しています。
世界ランキングの上位校では、「KTH王立工科大学」「リンショーピング大学」「ヨンショーピング大学」の3校が学士レベルで英語コースを提供しています。
留学生に人気のIT系は、「KTH王立工科大学」「リンネ大学」にて選考可能です。
リンネ大学では、「マーケティング」や「ネットワークセキュリティ」なども学部として英語コースが用意されています。
ヨンショーピング大学でも、多くの選択があります。「持続可能サプライチェーン」「メディアデザイン」「語句際経済」などから選択可能です。
スウェーデン独自の特徴的な学科としては、マルメ大学の「ヒューマンライツ」「平和と紛争学」などがあります。
より多くの選択肢から吟味したい人は、以下のウェブサイトがオススメです。英語で開講されているコースを網羅的に確認することが可能です!
学費
スウェーデンの大学の2024年度の学費です。
学費(年) | 100,000 SEK – 285,000 SEK |
スウェーデンの大学の年間の学費は、2024年7月現在のレートで年間142-405万円です。
大学や学科によって1年間の学費が大きく変わりますが、日本の私立大学に通うのと比べても高めです。
スウェーデンの大学は無料だという噂がありますが、あくまで現地の人に限ってです。日本人を含むEU外の外国人留学生は、英語コースに通う場合は費用がかかります!
進学方法
スウェーデンの大学の出願要件は以下です:
- 1. 高校の卒業証書
- 2. 高校の成績
- 3. IELTS(TOEFL)
上記の出願要件は、スウェーデンの大学ですと、おおよそどこも同じです。
成績は、高校1-3年全てを提出しないといけない大学と、2-3年の成績のみを提出する学校に分かれますので各大学のサイトから確認が必要です。
成績は高ければ高いほど良いですが、低いからといって出願できないわけではないので積極的にチャレンジしてみると良いでしょう。
また、大学やコースによっては、「数学、物理、科学」の成績に条件がついてあることが多いです。
各コースのウェブサイトより確認しても、日本のシステムと異なるためはっきりわからないことが多いです。
そんな時は、大学のAdmission Officeに連絡を取り条件を確約してください。
スウェーデンは、国レベルで留学生に対する求める英語力が決まっています。
表記が他国と異なるため注意が必要です。
- English 5
IELTS5.5(each5.0)or TOEFL72(W17) - English 6
IELTS6.5(each5.5)or TOEFL90(W20) - English 7
IELTS7.0(each6.0)or TOEFL100(W20)
ほとんどの場合は、English 6、つまり、IELTS6.5(TOEFL90)で出願できます。
これは、英検一級と同等のレベル感です。
上記の書類が揃ったら、志望校のウェブサイトより出願をします。合格通知が届いたら、ビザの申請を済ませて渡航準備に入ります。
以下は、弊社でスウェーデンの大学院出願の要件を満たせた方の受講感想です!
数学を未履修の場合
欧州の大学では、数学ⅡBはもちろん、数学ⅢCの履修が求められることがあります。特に、経済学部・IT・ビジネス学科では、この要件が課されることが多いです。
もし数学を履修していない場合でも、以下の3つの方法で要件を満たすことが可能です。
- オンラインコースの受講
- A Levelの受験
- ファウンデーションコースの受講
1. オンラインコースの受講:世界的に認められているオンラインコースを履修する方法です。特にCourseraとedXは信頼性が高く、多くの大学に認められています。これらのプラットフォームでは、正式な試験と修了証の両方が提供されており、どちらもそろっていないと認定されない可能性があるため注意が必要です。
2. A Level試験の受験:A Levelは、イギリスの大学入学資格試験の一つで、試験に合格すれば数学の履修要件を満たすことができます。特別な講義を受ける必要はなく、試験のみを受験することが可能です。ただし、日本ではBritish Councilで年に2回しか試験が実施されないため、スケジュールをしっかり確認しておきましょう。
3. ファウンデーションコースの受講:イギリスやオランダの大学準備コースを受講する方法です。これらのコースは、数学の履修として欧州の多くの大学で認められています。
イギリスでは、University of London International Foundation ProgrammeやKaplan International Pathwaysが汎用性が高いです。オランダの場合は、University of Amsterdam – International Foundation YearやLeiden University Foundation Yearがそれにあたります。
どの方法を選ぶ場合でも、必ず志望大学のAdmissions Officeに事前に問い合わせ、「この方法で数学の要件を満たせるか」を確認することが重要です。
最後に
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- 多用な学科選択がある
- 年間の学費は142-405万円
- IELTS6.5(TOEFL90)から進学可能
スウェーデンでは2009年7月からスウェーデン語が正式な公用語となっています。しかし、スウェーデンは第2言語として英語を話す人口の割合が世界でも最も高い国です。
およそ国民の90%が英語を話せる国ですので、老若男女問わず英語が通じます。スウェーデン語ができるに越したことはないですが、実質的に英語だけで生活ができます。
また、留学するためには必ずIELTS6.5(およそ英検1級レベル)が必須ですので、学内での英語レベルは高く、英語圏とさほど変わらない環境となっています。
英語圏の学費の3分の1程度にも関わらず、ハイレベルな英語環境で学べることを考えると、スウェーデンへの進学は徐々に人気を得てくるかもしれませんね!
その他の世界の大学が気になる方は、下記にまとめていますのでご参照下さい。
英語スコアを取得しないことには、海外大学へは出願することができません。先に志望校を絞り込みすぎるのではなく、英語力を上げながら、志望校を絞っていくとをオススメします。
最後に、弊社は海外進学を志す方に、IELTSとTOEFLをオンラインで専門的に教えています。弊社で英語学習をしている学習者の方には、無料で海外進学の相談にものっています。私で宜しければ、いつでもご連絡ください!
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。