こんにちは!SOLOのルークです。
弊社では、受験生の方にIELTSやTOEFLを教えています。
この記事では、「国内&海外大学の入試に必要なIELTSスコア」を紹介します。
IELTSは、英語圏の国々に留学や就労などを希望する人々の英語力を測定する、ハイステークスの英語試験です。英語能力判定試験として国際的に認知されており、IELTSを認定している機関は世界中に11,000以上あります。
国内の大学でも、積極的に留学制度を導入していたり、英語に力を入れていたりする大学では、出願資格として必要な場合が多いです!
それでは、詳しく見ていきましょう。
目次:
国内の大学入試に必要なIELTSスコア
国内の大学入試に必要な、IELTSスコアを紹介します。
IELTSは0 – 9.0点満点で、0.5点刻みの試験です。
国内の大学入試には、IELTS4.0点から使用可能ですが、最難関校では7.0が必要です。
IELTS4.0が必要な大学
出願に必要なスコアが低い順に確認してみましょう。
各大学のリンクをクリックすると、詳細をご確認できます。
まずは、IELTS4.0点で出願できる大学です:
- 明治大学商学部
- 立教大学文学部、経済学部、経営学部、社会学部
- 法政大学情報科学部、デザイン工学部、理工学部(機械工学科航空操縦学専修以外)
- 関西大学文学部
- 駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部
- 東京理科大学全学部
- 東海大学全学部(医学部医学科以外)
- 専修大学全学部
- 芝浦工業大学全学部
IELTS4.0は、英検2級、TOEIC405-500点と同等のレベル感です。
IELTS4.5が必要な大学
以下が、IELTS4.5点で出願できる大学です:
IELTS4.5は、英検2級に余裕を持って合格できる、TOEIC505〜600点と同等のレベル感です。
IELTS5.0が必要な大学
以下が、IELTS5.0点で出願できる大学です:
IELTS5.0は、英検準一級、TOEIC605〜700点と同等のレベル感です。
IELTS5.5が必要な大学
以下が、IELTS5.5点で出願できる大学です:
IELTS5.5は、英検準一級に余裕を持って合格できる、TOEIC705〜800点と同等のレベル感です。
IELTS6.0が必要な大学
以下が、IELTS6.0点で出願できる大学です:
IELTS6.0は、英検一級に若干届かない、TOEIC805-900点と同等のレベル感です。
IELTS6.5が必要な大学
以下が、IELTS6.5点で出願できる大学です:
IELTS6.5は、英検一級、TOEIC905-950点と同等のレベル感です。
IELTS7.0が必要な大学
以下が、IELTS7.0点で出願できる大学です:
IELTS7.0は、英検一級に余裕を持って合格できる、TOEIC955-990点と同等のレベル感です。
海外大学に必要なIELTSスコア
次に、海外の大学進学に必要なIELTSスコアを確認していきましょう。
海外大学は全部で2万校以上あります。出願には、IELTSのスコア提出が必要な場合が多いです。
IELTS6.5目指すことで、95%以上の出願要件を満たすことができ、大幅に選択肢を広げることが可能です。
アメリカの大学とIELTS
アメリカの大学進学といえば、TOEFLを思い浮かべる人が多いと思います。
ですが、2023年現在、95%以上のアメリカの大学でIELTSを活用することができます。
以下は、アメリカの大学進学に必要なIELTSの基準値です。
- トップ大学:IELTS7.0
- 優良大学:IELTS6.5-7.0
- 一般大学:IELTS6.0-6.5
ハーバード大学、イエール大学、プリンストン大学といった、いわゆるアイビーリーグIELTS7.0が出願に必要です。
その他の大学は、有料大学も含め6.5から出願できることも多いです。
アメリカは、留学生に対してファウンデーションコースや英語準備コースが用意されていません。ですので、上記のIELTS基準値を満たさないと出願できなくなっています。
イギリスの大学とIELTS
次に、IELTS本家のイギリスです。
全てのイギリスの大学は、IELTSで出願をすることが可能です。
以下は、イギリスの大学進学に必要なIELTSの基準値です。
- トップ大学:IELTS7.5
- 優良大学:IELTS6.5-7.0
- 一般大学:IELTS6.0-6.5
イギリスのトップ校、オックスフォード大学とケンブリッジ大学に出願するためにはIELTS7.5が必要です。
UCL、インペリアルなどの優良大学はIELTS7.0が基準になっていることが多いです。
イギリスの場合は、オックスブリッジを除いては、ファウンデーションコースが用意されています。仮に、出願のIELTS要件を満たせなくても、進学ができる可能性があります。
オーストラリアの大学とIELTS
次に、オーストラリアの大学とIELTSの基準値です。
オーストラリアの大学は、どこの大学もさほどIELTSの基準値は変わりません。
以下は、オーストラリアの大学進学に必要なIELTSの基準値です。
- 上位大学:IELTS6.5
- その他の大学:IELTS6.0
そもそも、オーストラリアには43大学しかありません。
上位8大学をグループ・オブ・エイトと呼びます。グループ・オブ・エイト進学に必要なIELTSは6.5です。
グループ・オブ・エイトには、世界ランキングで上位校のシドニー大学、メルボルン大学、クイーンズランド大学、オーストラリア国立大学などを含みます。
その他の大学では、大学により6.5が必要な場合と、6.0が求められる場合があります。世界ランキングで300位以内の上位校は、IELTS6.5が必要なことが多いです。
オーストラリアもイギリス同様に、全大学でファウンデーションコースが用意されています。
ニュージーランドとIELTS
ニュージーランドには、大学が8校しかありません。
全ての大学において、IELTS6.0が必要です。
最も有名な大学は、オークランド大学です。オークランド大学は、QS世界ランキングも87位の上位校ですが、こちらも必要なIELTSの基準は6.0です。
カナダの大学とIELTS
カナダの大学とIELTSの基準値です。
カナダの大学は、オーストラリアと基準値が似ています。
以下は、カナダの大学進学に必要なIELTSの基準値です。
- 上位大学:IELTS6.5
- その他の大学:IELTS6.0
カナダには大学が97校あります。
上位校には、世界でも有名なトロント大学、UBC、マギル大学などがあります。これらの上位校の進学に必要なIELTSの基準は6.5です。
カナダには、ファウンデーションコースではなく、英語準備コースが用意されています。成績が良く仮合格をもらえたけれど、英語の基準を満たせなかった者のみが入学できるコースです。
ファウンデーションコースでは、求められる成績の基準値も下がりますが、英語準備コースはあくまで仮合格をもらった人が対象です。
ヨーロッパの大学とIELTS
最後に、近年人気のヨーロッパの大学とIELTSを見ていきましょう。
- 上位大学:IELTS6.5-7.0
- その他の大学:IELTS5.5-6.0
ヨーロッパの大学は、国と大学によって大きく変わるため、一般化が難しいのが正直なところです。
ざっくりとですが、ドイツ、オランダ、北欧の上位校はIELTS6.5以上が必要です。
一方、西欧や東欧の大学は、IELTS5.5からでも進学できる大学が多数あります。
最後に
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます。
- IELTSは国内、海外の出願に使用可能
- 国内大学はIELTS4.0から利用可能
- 海外大学はIELTS6.5から選択肢が広がる
国内&海外大学の入試に必要なIELTSスコアについては理解できましたでしょうか。
IELTSの試験申込を行いたい方は、下記のリンクをご覧ください。
- 参照元:IELTS申し込み
国内、海外大学に関する記事は、下記にまとめていますのでご参照下さい。
- 参照元:海外 / 国内大学 一覧
まだどこの大学に進学するか決められていない人は、無理に志望校を絞り込みすぎるのではなく、英語力を上げながら、絞っていくことをオススメします。
スコアは高ければ高いほど、選択肢の幅が広がります。対策には時間がかかるテストなので、早め早めに取りかかりましょう。
最後に、弊社は多くの受験生の方に、大学受験のサポートやIELTSを専門的に指導しています。私で宜しければ、下記よりいつでもご連絡ください!
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。