こんにちは、SOLOのルークです!
MBA進学希望者の方に、IELTSやTOEFLを教えています。
今回の記事では「イギリスMBAのランキング、学費、進学基準」を紹介します。
イギリスMBAスクール上位校は、留学生比率が9割を超えていることがほとんどです。
アメリカのMBAスクールの留学生比率が3-5割程度だと考えると、様々な国の人と関わる機会が多いと言えます。
通常、イギリスMBAのコース期間は1年です。単年度の学費自体は決して安くありませんが、トータルでかかる費用は、米国と比較すると半額以下にになります!
それでは、詳しくみていきましょう。
目次:
イギリスMBA
ランキングと出願基準
早速、イギリスMBAランキングと出願に必要な資格試験の基準を確認しましょう。
※ FTは2023年度、QSは2024年度のランキングを採用しています。
FT(QS)順位 | 学校名 | IELTS (各セクション) | GMAT (平均値) |
1(1) | London Business School(LBS) | N/A | 700 |
2(5) | Warwick Business School | 7.0(6.0) | 660 |
3(3) | University of Oxford: Saïd | 7.5(7.0) | 690 |
4(2) | University of Cambridge: Judge | 7.5(7.0) | 690 |
5(10) | Bayes Business School(前Cass) | 7.0(6.5) | 650 |
6(4) | Imperial College Business School | 7.0(6.5) | 600 (最低値) |
7(N/A) | Henley Business School | 7.0(6.0) | N/A |
8(8) | Cranfield School of Management | 7.0(5.5) | 680 |
9(6) | Alliance Manchester Business School | 6.5(6.0) | 650 |
10(9) | Durham University Business School | 7.0(6.0) | 600 (最低値) |
11(16) | University of Strathclyde Business School | 6.5(5.5) | 610 |
12(12) | Lancaster University Management School | 7.0(6.0) | 640 |
13(7) | University of Edinburgh Business School | 7.0(6.0) | 600 (最低値) |
14(N/A) | University of Glasgow: Adam Smith | 6.5(6.0) | 590 |
15(24) | Birmingham Business School | 7.0(6.5) | N/A |
- 参照1:Financial Times
- 参考2:QS
ランキングは、大学格付けで有名なFTとQSの2つを参照にしました。
それぞれ評価方法が異なるため、ランキングが違っています。
QSのMBAランキングは、「雇用機会(40%)、起業家精神と卒業生の成果(15%)、投資収益率(20%)、リーダーシップ(15%)、クラスと教員の多様性(10%)」の内訳にて評価されています。
FTは、「加重平均給与、昇給率、女性教員・学生の割合、キャリアアップ」など多岐にわたって評価されていますが、その比重は公開されていません。
FTでは「企業の社会的責任・卒業生の推薦」が評価に含まれていることがQSとの違いです。
FTでは評価対象外で、この表に含まれていないスクールがあります。
例えば、QS11位Leeds大学、13位Southampton 大学、14位Bath大学、15位Nottingham大学などです。このあたりは、実際に出願される方も多く見受けます。
上位校のほとんどで、IELTSは7.0以上が必要なことがわかります。選択肢を狭めないためにも、まずは7.0を獲得できるように対策を始めると良いかと思います!
学費
次に、イギリスMBAの2024年度の学費を確認しましょう。
平均的なイギリスMBAの学費は、£35,000-£40,000程度であることが多いです。2024年3月のレートで、日本円およそ570-652万円です。
上位校ほど高額な傾向です。例えば、日本人受験生に人気のケンブリッジ大学Judgeは£64,000、オックスフォード大学Saïdは£71,540です。
学費が最も高額なのが、London Business Schoolで£97,500(約1589万円)です。ただし、LBSはコース期間が15か月-21か月と、コース期間は長いです。
上記ランキングの中で学費が最も安いのは、バーミンガム大学£32,580(約531万円)です。
進学要件
次に、イギリスMBAの進学要件です。
進学には、英語の資格試験 IELTSと、 GMATのスコア提出が必要です。
IELTSは、スコア7.0で選択肢が大きく広がり、7.5をとると全大学に出願可能です。
最も基準値が高いのは、オックスブリッジのIELTS7.5(各セクション7.0以上)です。
ランキング1位のLBSは、IELTSのミニマムが設けられていません。ですが、合格者は7.5以上であることがほとんどです。
ランキングを下げていくと、OA6.5で出願できる大学も数多くあります。一方で、6.5で進学をされた方のお話を聞くと、授業では相当に苦労をされるようです。
特に、リスニングは慣れるだけで半年以上かかるようです。
GMATは、志望校により大きくスコアが変わります。LBS、オックスブリッジは合格者平均点が700前後とかなり高めです。
一方で、その他のスクールは、上位校であれスコア600程度から出願自体は可能です。
コースが1年しかありませんので、英語で苦労をして時間を無駄にしないためにも、可能な限り高いスコアを取得しておきましょう!
最後に
今回の記事のポイントをまとめておきます:
- 学費は570万円以上かかる
- IELTS7.0から出願の選択肢が広がる
- GMATは比較的低めでも出願可能
イギリスMBAのランキング・学費・進学基準は理解できましたでしょうか。
イギリスMBAへの第一歩は、英語資格IELTSの取得です。
IELTS7.0は、英検一級よりも若干難しいです。一般的な人にとっては、7.0取得までに数年かかることが多いです。
長い時間かけて、英語学習をしているうちに挫折をしてしまったり、目標が変わってしまうことがあります。
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記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。