ニュージーランドで正看護師として働く方法と年収を解説(最新)

ニュージーランドで看護師資格を活用して働く3つの方法と求人探しのコツ

こんにちは!SOLOのルークです。

普段は、海外へ行かれる看護師の方に、IELTSやOETを教えています。

この記事ではニュージーランド(RN)として働く方法と年収」を紹介します。

それでは、詳しくみていきましょう。

ニュージーランドで看護師になる方法

看護学士を持っている人

ニュージーランドで看護師になるためには、2つの方法があります。日本の看護免許を書き換えるルートと、ニュージーランドで取り直すというものです。

この記事の読者のほとんどが、日本の看護免許の書き換えを考えていると思います。2024年6月1日から以下の新しい方式に変わりました

  • 1. 日本で2,500時間以上の就労経験
  • 2. IELTS 7.0 or OET 350以上取得
  • 3. 知識アセスメント
  • 4. 技術アセスメント(OSCE)
  • 5. ニュージーランド看護協会に登録
  • 6. 看護師として就職

日本で4年制の看護過程を修了していて、かつ2500時間以上の就労経験がある人は、英語の資格を満たすことでニュージーランドにて正看護師として登録可能です。

英語の資格は、IELTS 7.0 or OET 350のいずれかです。記事の下記「必要な英語力」で詳しく紹介しています。

知識アセスメントは、180分で120問に回答します。Part Aが与薬安全管理を、Part Bが看護臨床知識の2つのパートに分かれています。

知識アセスメントは、日本のPearson’s VAU test centresでも受験が可能です。会場は、東京と大阪にあります。不合格の場合はパート別に2回まで再受験が可能です。

技術アセスメント(OSCE)は、2日間の準備コース受講してから、10つのOSCEシナリオを計120分で実施します。各シナリオは準備2分+実演8分です。

クライストチャーチのNursing Maude Simulation Centreのみで受験が可能です。不合格の場合は、こちらも2回まで再受験が可能です。

専門卒の人

次に、日本の専門・短大で看護課程を修了している人です。

NZまたは日本の大学で看護学士を取り直す必要があります。

以下のステップです:

  • 1. 日本で学士課程を取り直す
  • 2. 上記プロセス
    or
  • 1. IELTS 6.5を取得し、NZの大学に入学 or 編入(3年 or 2年)
  • 2. IELTS 7.0 or OET 350以上を取得
  • 3. ニュージーランド看護協会に登録
  • 4. 看護師として就職

日本で学士課程を取り直す方が学費は抑えることができます。

一方、どちみち英語資格の基準は満たさないといけないため、NZの大学進学の勉強の過程で英語力を伸ばすことが可能です。

その場合は、ニュージーランドの大学またはポリテクにて、看護学士を取得します。

ニュージーランドの大学は3年制です。短大または専門学校を卒業して、看護師免許を保持している場合には、1年間の単位が認定され、2年次に編入することも可能です。

入学するためには、IELTS 6.5を取得する必要があります。IELTS 6.5は、およそ英検一級と同レベルです。

そして、在学中に IELTS 7.0 or OET 350以上を取得し、ニュージーランド看護協会に登録完了をすると就職が可能になります。

必要な英語力

ニュージーランドで看護師登録として必要になるのが「英語力の証明」です

具体的には、以下のいずれかのテストで基準のスコアを満たす必要があります:

  • IELTS:OA7.0以上(RLS7.0 / W6.5)
  • OET:350点以上(RLS350 / W300)

IELTSは、海外進学や移住で使用されるケースが多く、アカデミック領域に特化した試験内容です。

IELTSで対策をすると、日常生活で役立つというメリットがありますが、臨床現場は想定していないため、働き始めた際に少し戸惑うことが多いかと思います。

OETとは、「Occupational English Test」の略で、医療現場で使用される英語に特化したテストです。

看護士の方ですと、背景知識で情報を補完できるというメリットがありますし、現地で働き始めた際にOETのテスト対策がそのまま役立ちます。

双方とも、テストのレベル感は、英検一級よりも若干難しい程度です。

IELTSかOETのどちらが良いかは下記の記事を参照にしてみてください。

余談ですが、私が指導している生徒の9割はOETで受験をされています。やはり、医療英語の方がやる気が出ますよね。

海外の難関大学の出願基準がIELTS 7.0であることを考えると、かなりハードルが高いことが分かります。独学を前提とする場合、少なくとも1-2年は対策をする心意気で学習計画を立てると良いかと思います!

ニュージーランド正看護師の年収

最後に、年収を確認しましょう。

2023年のニュージーランド正看護師の平均年収は NZD70,000 – NZD80,000.です。

これは、2023年9月のレートで日本円でおよそ620-710万円です。

これは、月収にするとおよそNZD5,900 – NZD6700(約52-60万円)です。

最後に

今回の記事のポイントを以下にまとめておきます:

  • 最初の準備は英語資格
  • OETでの対策がオススメ
  • 年収はおよそ620-710万円

以上が、ニュージーランドで正看護師として働く方法と年収まとめでした。

弊社では、年間250名ほどの医療従事者に対して英語指導をおこなっています。以下は、一部の受講生の感想です。

弊社は日本で唯一、IELTSやOETの対策を専門的にできるオンラインスクールです。海外で医師や看護師をされる方の英語サポートを全面的に提供しています。遠慮なくご相談ください!

記事を最後までよんでいただき、ありがとうございました。

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