こんにちは、SOLOのルークです!
MBA進学希望者の方に、TOEFLやIELTSを教えています。
今回の記事では「シンガポール国立大学(NUS)MBAの特徴と進学方法」を紹介します。
NUS MBAは、欧米MBA校と比べると学費は半額以下です。出願に求められるIELTSやGMATのスコアも、トップ校の中では平均的です。費用を抑えて、海外トップMBA校で切磋琢磨した人には非常にオススメです!
それでは、詳しくみていきましょう。
目次:
NUS MBAの特徴
まずは、基本情報から確認しましょう。
都市 | シンガポール |
コース期間 | 17ヶ月 |
GMAT | 678(合格者平均) |
英語資格 | TOEFL100 or IELTS7.0 |
平均勤務年数 | 約6年 |
年齢 | 23 – 39歳 |
ウェブサイト | https://mba.nus.edu.sg/ |
NUS MBAは「優れた教育と研究で世界的に知られる、アジアを代表するビジネススクールになること」というビジョンを掲げ運営されています。
出願には英語資格であるTOEFL(IELTS)と基礎学力を測るGMATが必要です。求められるスコアはトップ校の中では平均的です。
在校生の年齢は23から39歳と、その他のスクールと比べて幅広い年齢の方が学ばれています。
学費
NUS MBAの2023年度の学費です。
学費(年) | S$84,000 |
- 参照元 : Tuition Fee
NUS MBAの学費は、2023年3月現在のレートでおよそ823万円です。
NUSの学費自体はトップMBA校の中では格安ですが、学費は年間2-5%の割合で高くなり続けています。
奨学金に関してですが、NUSではMerit-basedを採用しています。Merit-basedとは、能力や学業成績に基づいて支給される奨学金です。
ランキング
NUS MBAの世界ランキングの推移です。
Year | QS | FT |
2023 | 26位 | 25位 |
2022 | 28位 | 21位 |
2021 | 28位 | 14位 |
NUS MBAは、大学格付け機関QS 28位、FT 21位、Economist 63位のランキングです。いずれも常に上位にランクインしています。
格付け機関により、評価方法が異なります。QSのランキングは、「雇用機会(40%)、起業家精神と卒業生の成果(15%)、投資収益率(20%)、リーダーシップ(15%)、クラスと教員の多様性(10%)」の内訳にて評価されています。
FTは、「加重平均給与、昇給率、女性教員・学生の割合、キャリアアップ」など多岐にわたって評価されていますが、その比重は公開されていません。「企業の社会的責任・卒業生の推薦」が評価に含まれていることが、他社との違いです。
その他の情報
最後に、その他のデータを確認します。
留学生比率 | 88% |
女性比率 | 43% |
卒業3か月以内就職率 | 86% |
給与上昇率 | 158% |
キャリアサポート | 61位 |
留学生比率が88%と、ほとんどが留学生環境の中でのMBAコースです。また、今年度は女性比率が大きく改善されて、男女比率がほとんど半々での環境でのMBA生活となります。
卒業3か月以内就職率は86%と、近年より低めの数値になっています。
一方で、キャリアサポートや、卒業生による推薦ランクはさほど高評価にはなっていません。
進学方法
まずは、NUS MBAの出願条件です。
- TOEFL100点 or IELTS7.0
- GMAT (GRE)
- 学士の成績
- エッセイ
- 推薦状2通
- レジュメ(職歴)
- 願書
- インタビュー
上記の出願要件は、トップMBA校ですと、おおよそどこも同じです。
出願のための第一歩は、TOEFLやIELTSの英語資格の準備です。TOEFL100点またはIELTS7.0のいずれかが必要ですが、この値は全世界のMBAスクールの中では平均的です。
人により必要な勉強時間は変わりますが、大学受験から英語に手をつけていない方は、この英語基準を満たすだけで1年-1年半は見ておいた方が良いでしょう。
英語基準が満たせたら、GMAT(GRE)、エッセイ+インタビュー対策へと進んでいきます。
TOEFL100 vs IELTS7.0
NUS出願にあたり、TOEFLとIELTSのどちらで準備をすると良いでしょうか。
人によってテストの相性が異なりますが、IELTS7.0の方が早く到達される方が多いです。
- IELTSのRLは誤答の許容数が広い
- IELTSのセクション制約がない
といったような理由が挙げられます。
TOEFL100を狙うためには、RLは満点近く取得できることが理想です。一方のIELTS RLの7.0は10問間違いでも取得できます。
また、IELTS7.0のセクションの制約が無いことも大きいです。IELTSでは、スピーキングとライティングで7.0を出すことが極めて困難です。
NUSではセクションの制約がないため、極端な話ですが、リーディングとリスニングで7.5を取得し、スピーキングとライティングは6.0で良しとするという戦略も取れます。
まとめ
最後に今回のポイントを以下にまとめておきます:
- FT世界大学ランキング25位
- 学費は年間823万円
- TOEFL100 or IELTS7.0が出願要件
シンガポール国立大学 MBAの特徴はある程度把握できましたでしょうか。
興味がある方は、下記の動画でキャンパスツアーをしてみましょう。
自分が実際にキャンパスにいることをイメージすると、より海外留学をする実感をえられるのではないでしょうか。
NUS卒業後のキャリアパスにおいては、産業は多岐に渡りますが、金融、コンサルティング、テックが大きな割合を占めてます。
21世紀はシンガポールを筆頭とした、東南アジアの世紀とも言われています。NUS MBAは、アジアから世界のトップに立つことを見据え、リーダーの育成に着力しています。
ヨーロッパや欧米とは一味違った価値観を体験しながら、実践的なスキルを学びたい人にはオススメのスクールです。
その他の海外MBA校や情報は下記のサイトにまとめておりますので、必要な場合はご参照下さい。
- 参照: 海外MBA 一覧
最後に、弊社は海外MBAを志す多くの方に、IELTSやTOEFLをオンラインで専門的に教えています。ご相談は無料となっておりますので、遠慮なくご連絡下さい!
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。