こんにちは!
SOLOのルークです!
今回の記事では「英語で学べるヨーロッパ(欧州)の大学のランキング・費用・留学方法」を紹介します。
「ヨーロッパ留学を考えている方」や「学費を抑えて留学したい人」の参考になれば幸いです。
ヨーロッパ留学では英語コースの選択肢も多く、主要な英語圏と比べて1/3から1/4ほどの費用で卒業することができます!
それでは詳しくみていきましょう。
目次:
英語でヨーロッパの大学のまとめ
以下は、主に英語でコース提供をしているヨーロッパの世界ランキング1000位以内の大学の学費、入学要件、学科のまとめです。
各学科をクリックすると、詳細ウェブページに飛びます。興味がある方や、一次情報を確認したい方はご覧下さい:
現在、ヨーロッパの大学の世界ランキング1000位以内では、およそ50大学が英語コースを開講しています。
世界ランキングの上位校に注目すると、「ドイツ、オランダ、フィンランド、イタリア」からのランクインが目立ち、留学生にとっての選択肢が多くなっています。
進学には、IELTS(TOEFL)といった英語力を証明する必要があります。上位校ではIELTS 6.5以上、中堅大学ではIELTS6.0以上が1つの目安となります。
上記では学部志望のウェブサイトを紹介していますが、修士志望の場合はさらに多い学科の選択肢があることが多いです。
大学を選ぶ際は、ランキングや学費を加味することも大切ですが、まずは本当に自分が学習したいことが何なのかを見極めましょう。自分に合わない学科を選択すると3年間が苦痛になってしまいます。
志望の学科が定まった場合、大学のウェブサイトを時間をかけて閲覧しましょう。留学の情報は常に変化しますので、誰かに頼るのではなく、常に一次情報をきちんと読むことが大切です!
学費
以下は、ヨーロッパ各国の1年間の大学の学費と生活費を含んだ卒業までにかかる総費用です。
国名 | 学費(年) | 生活費込みの総費用(3年) |
オランダ | 6,277 € – 20,495 € | 62,031 € – 104,680 € |
ベルギー | 1,250 € – 6,800 € | 39,750 € – 56,400 € |
ドイツ | 無料 – 25,100 € | 28,800 € – 104,100 € |
スイス | 8,000 CHF – 46,490 CHF | 90,120 CHF – 214,000 CHF |
フランス | 7,500 € – 16,800 € | 58,500 € – 86,400 € |
スペイン | 6,800 € – 16,400 € | 56,400 € – 85,200 € |
イタリア | 無料 – 21,580 € | 36,000 € – 100,740 € |
スウェーデン | 100,000 SEK – 285,000 SEK | 732,000 SEK – 1,287,000 SEK |
フィンランド | 7,000 € – 13,000 € | 85,600 € – 109,600 € |
デンマーク | 7,700 € – 21,000 € | 66,300 € – 106,200 € |
エストニア | 3,400 € – 6,000 € | 28,200 € – 36,000 € |
ハンガリー | 2,000 € – 10,000 € | 27,600 € – 51,600 € |
ポーランド | 3,000 € – 5,800 € | 37,800 € – 46,200 € |
チェコ | 3,000 € – 5,500 € | 37,800 € – 45,400 € |
オーストリア | 727 € – 12,500 € | 38,181€ – 73,500 € |
ルクセンブルグ | 7,200 € – 9,000 € | 93,600 € – 99,000 € |
ヨーロッパの大学の1年間の学費は、無料から25,100€までと「国・大学・学科」によって大きく幅があります。
ざっくりとですが、年間の学費は中欧と北欧が7,000€-10,000€、東欧が3,000€-6,000€である学校が多いです。一方で、ドイツやイタリアの州立大学は学費がとても安い大学が多いです。
ヨーロッパの大学は学費が無料だという噂がありますが、EU圏外の留学生で英語コースに通う場合は、「無料」は数少なく、上記のような学費がかかります!
学費が無料 or 格安の大学
以下が、ヨーロッパにおいて日本人でも学費が無料、もしくは格安(3,000€以下)の英語コースが開講されている大学のまとめです。
世界ランキング. 学校名 | 学費(年) | 入学要件 |
No50. ミュンヘン工科大学(独) | 184€ – 290€ | ・IELTS6.5 |
No(NA). フルダ大学(独) | 無料 | ・CEFR B2相当 |
No(NA). HFUビジネススクール (独) | 3,000€ | ・TOEFL79 |
No(NA). ザルツブルク大学(墺) | €727 | ・指定テスト |
No(NA). カリンシア応用科学大学 (墺) | €727 | ・CEFR B2 |
No(NA). 応用科学大学 アッパーオーストリア(墺) | €727 | ・IELTS 6.0 (TOEFL78) ・インタビュー |
No(NA). ウィーナー ノイシュタット応用科学大学(墺) | €727 | ・インタビュー or SAT |
No70. ルーベンカトリック大学(白) | 1,250€ – 6,600€ | ・IELTS6.5 (TOEFL79) |
No221. ブリュッセル自由大学(白) | 1,450€ | ・IELTS6.5 (TOEFL79) |
No166. ボローニャ大学(伊) | 2,805€ – 3,315€ | ・IELTS5.5 (TOEFL80-89) |
No171. ローマサピエンツァ大学 (伊) | 1,000€ | ・CEFR B2 |
No242. パドヴァ大学(伊) | 2,529€ – 2,622€ | ・CEFR B1 – B2 |
No494. ローマトルヴェルガタ大学 (伊) | 1,000€ – 2,500€ | 情報請求必 |
No561. パヴィア大学(伊) | 0 – €4463 (年収により変動) | ・CEFR B2 ・SAT |
No801. ヴェネツィア大学(伊) | 1,900€ | ・CEFR B2 |
No(NA). パノニア大学(匈牙利) | 2,700€ | ・IELTS5.5 (TOEFL60) |
No801-.クラクフ工業大学(波) | 3,000€ – 5,000€ | ・IELTS6.0 (TOEFL87) |
No(NA). カトヴィツェ経済大学(波) | 2,200€ | ・IELTS5.5 (TOEFL87) |
No701-. ブルノ工科大学(捷) | 3,000 € | ・CEFR B2 |
No801-. チェコ生命科学大学プラハ (捷) | 3,000 € – 3,200 € | ・IELTS4.0-5.0 (TOEFL31-45) |
No801-. リベレツ工科大学(捷) | 3,000 € | ・CEFR B2 |
日本人にとって学費が無料(ほぼ無料含)の大学は、「ドイツ、イタリア、ベルギー、オーストリア」にあります。
また、こういった中欧における学費が格安の大学は、ランキングが上位の州立大学に集中しています。
学費が3,000€(約39万円)以下の格安の大学は、ポーランド、チェコ、ハンガリーなどの東欧に集中しています。
ランキング上位校は、他校と比べて入学基準は厳しめですが、入学の難易度が格段に上がるわけではありません。費用で困っている人はチャレンジをしてみると良いでしょう!
留学方法
ヨーロッパの大学(学部)には基本的に、
- 1. 高校の卒業証書
- 2. 高校の成績
- 3. IELTS(TOEFL)
の3点の提出で進学が可能です。成績は高ければ高いほど良いですが、低いからといって出願できないわけではないので積極的にチャレンジしてみると良いでしょう。
成績は、高校1-3年全てを提出しないといけない大学と、2-3年の成績のみを提出する学校に分かれます。
英語の資格は、IELTS(TOEFL)の提出が必須です。IELTSですと5.5-6.5(TOEFL66-92点)と大学によって基準値が大きく変わります。
IELTSかTOEFLどちらにするかは、実際に両方の模試を解いてみて、自分と相性が良い方を選ぶと良いかと思います。
欧州留学の例外として、フィンランドと一部のイタリアとオランダの大学を志望する方は、SATが求められることが多いです。また、大学によっては追加でインタビューが課せられることもあります。
上記3点の書類が揃ったら、志望校のウェブサイトから出願をします。合格通知が届いたら、ビザの申請を済ませて渡航準備に入ります!
まとめ
専門性を追求した留学にしよう
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- ランキング上位校の選択肢多数
- 年間の学費は主要英語圏の3分の1以下
- IELTS5.5から留学可能
弊社で英語を教えている学生で、ヨーロッパの大学を第一志望とする人は、以下の3パターンが多いように思います。
- 建築、ファッション、デザインを専攻
- 学費を抑えた留学をしたい
- 欧州に強い憧れがある
大学を卒業後に海外就職まで考える場合は高い専門性が必要なため、修士まで行かれる方も多いようです。
1つのパスウェイとしては、学部の3年間をヨーロッパで良い成績で終了し、アメリカやイギリスなどの主要英語圏で修士課程に進学する方法があります。
修士課程以上では、外国人留学生に対する大学や現地政府からの奨学金の選択肢が多くなります。
私の個人的な意見ですが、欧州留学のその入学のハードルの低さと、安価な学費を考慮すると、きちんとした情報にアクセスさえできれば、日本からの留学生は増えていくのではないかと考えています。
そもそもこの記事を書いたのも、ツイッター上で何人かの人から要望があったからでした。
ここではランキングの上位校だけをまとめましたが、その他のヨーロッパの大学や、世界の大学が気になる方は、下記にまとめていますのでご参照下さい。
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
SOLOでは、海外進学に必要なIELTSやTOEFLをオンライン上で専門的に教えています。
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