こんにちは!SOLOのルークです!
今回の記事では、TOEFL iBTライティングのテンプレートを紹介します。
TOEFLのライティング対策は “テンプレートを覚えること” が効果的です。なぜなら、決まった構成で主張を展開することで、論理的な主張が構築できるからです。
テンプレートの活用で、TOEFLライティングでは24点までは狙うことができます。それ以上のスコアが必要な人は、テンプレートを超えた英語力が必要になります!
それでは、詳しくみていきましょう。
目次:
TOEFLライティングのテンプレート
TOEFLライティングのテンプレートの紹介の前に、問題構成を確認しましょう。
時間 | 文字数 | 設問 | |
Academic Discussion | 10分 | 100時以上 | 設問に対する自分の意見を書く |
Integrated Writing | 20分 | 200字以上 | 読んで聞いた内容を要約する |
TOEFLのライティング・セクションは、2つのタスクに分かれています。
自由記述形式の「Academic Discussion」とリーディング・リスニング・ライティングの統合的な英語力を測定する「Integrated Writing」です。
この中で特に留意したい点は、文字数です。タスク1は各100字、タスク2は200字以上を書く必要があると考えて下さい。
概要がわかったところで、ライティングのテンプレート表現を確認していきましょう。
Academic Discussionのテンプレート
2023年7月26日からIndependentライティングが廃止され、代わりにAcademic Discussionに変更となります。
新形式の問題は、こちらでTOEFL公式作成機関のETSが公表しています。
独自意見を展開する場合
まずは、紹介される2人の生徒の意見を無視して、自分の意見のみを展開する場合です。
- 1文目 : Although I acknowledge the perspectives presented by both STUDENT 1 and STUDENT 2, my belief is that…
- 2-5文程度:詳細を書く
- 6文目 : It is crucial to bear in mind that 「ポイントを詳しく説明」, thus 「ポイントを詳しく説明」.
- 7文目 : Certain individuals may argue that 「課題を挙げる」; however, it is important to address this issue by 「この課題に対応する策」.
こちらのテンプレートは、特に満点を狙いに行きたい人にオススメです。
イメージとしては、従来型のIndependentタスクのボディパラグラフを1つ書くようなものですね。
生徒2人の意見を盛り込む場合
次に、紹介されている生徒2人の意見を混ぜながら展開する場合です。
- 1文目 : This is a tough topic, but I believe「質問に直接回答する」.
- 2文目:I agree with「学生」’s idea that「学生が述べた一つのポイント」.
- 3文目:Furthermore, I think「アイデアを展開」
- 4文目:However, 「もう一人の学生」 mentioned 「学生が述べた一つのポイント」, but he/she didn’t mention consider「反証」.
- 5-7文程度 : To illustrate 「自分のアイデアを詳しく説明」.
こちらのテンプレートは安定的に3-4点(20-25点)を狙いにいくのにオススメです。
ライティングが苦手な人や、トピックに対して詳しくない時に使用すると良いでしょう。
25点以上を目指す場合、以下の記事が参考になると思います:
上記の記事では、英語ライティングのベースとなる “アカデミック・ライティング” に関する知識をベースに、上位テクニックを紹介しています。
Integrated Writingのテンプレート
万能型のテンプレート
Integrated Writingのテンプレートを確認しましょう。
まずは「万能型」のテンプレです。どのタイプにも使用できるので、まずはこちらを覚えましょう。
1段落:導入
- The reading and the lecture are both about __________.
- The author of the reading feels that __________.
- The lecturer challenges the claims made by the author.
- He is of the opinion that __________.
2段落:ボディ1
- To begin with, the author argues that __________.
- The article mentions that __________.
- This specific argument is challenged by the lecturer.
- He/She claims __________.
- Additionally, he says __________.
3段落:ボディ2
- Secondly, the writer suggests __________.
- In the article, it is said that __________.
- The lecturer, however, rebuts this by mentioning __________.
- He/She elaborates on this by bringing up the point that __________.
4段落:ボディ3
- Finally, the author posits that __________.
- Moreover, it is stated in the article that __________.
- In contrast, the lecturer’s position is __________.
- He/She notes that __________.
上記のテンプレートが基本型になります。レクチャーの内容がどのような形式であれ活用することが可能です。
賛成型のテンプレート
「賛成型」のテンプレートは、リーディングの内容に対して「レクチャーで賛成の立場を表明している場合」に使用できます。
1段落:導入
- The reading and the lecture are both about __________.
- The reading states that __________.
- The lecture builds upon those same ideas to give a more comprehensive picture with two/three examples.
2段落:ボディ1
- First of all, according to the reading, __________.
- Supporting this idea, the lecturer explains that __________.
- (Optional) Furthermore, he/she mentions that __________.
3段落:ボディ2
- Secondly, the reading states that __________.
- The lecturer then goes on to explain that __________. (Optional) In addition, he/she points out __________.
4段落:ボディ3
- Finally, the reading claims that __________.
- In support of this idea, the lecturer brings up the point that __________.
- (Optional) Moreover, he/she feels that __________.
5段落:結論
- In conclusion, although the reading and the lecture both discuss __________, the (three) main points made in the reading are effectively supported by the lecturer.
反対型のテンプレート
「反対型」のテンプレートは、リーディングの内容に対して「レクチャーで反対の立場を表明している場合」に使用できます。
1段落:導入
- The reading and the lecture are both about __________. Whereas the author of the reading states that __________, the lecturer suggests that__________.
- The lecturer casts doubts on the main points made in the reading by providing two/three reasons.
2段落:ボディ1
- First of all, according to the reading, __________.
- However, the lecturer disputes this point.
- He/She says that __________.
- (Optional) Furthermore, he/she mentions that __________.
3段落:ボディ2
- Secondly, the reading states that __________.
- Nevertheless, the lecturer refutes this argument.
- He/She argues that __________.
- (Optional) In addition, he/she points out __________.
4段落:ボディ3
- Finally, the reading claims that __________.
- On the other hand, the lecturer believes that __________.
- He/She thinks that __________.
- (Optional) Moreover, he/she feels that __________.
5段落:結論
- In conclusion, although the reading and the lecture are both about___, the two/three main points made in the reading are effectively challenged by the lecturer.
最初は「万能型」を完璧にして、その次に「賛成型」「反対型」を覚えていきましょう。
次第に、自由に使えるライティング表現が増えてきて、柔軟に表現ができるようになります!
次に、Independent Writingも同じようにテンプレートをみていきましょう。
Independent ライティングのテンプレート
一応、旧来のテストである、Independentライティングのテンプレートもご紹介しておきます。
Independent ライティングは、意見表明であるため、Integrateライティングのようにガチガチに固めることは難しいですが、テンプレートを活用することは可能です。
基本的には、導入でポジションを示して、メインポイントをボディパラグラフで理由と例を添えて説明し、最後に結論パラグラフでまとめます。
以下が、テンプレートです。
1段落:導入
- 1文目: (Description of the topic.)
- 2文目: Personally, I believe __________.
- 3文目: I feel this way for (two) reasons, which I will explore in the following essay.
2段落:ボディ1
- 1文目: First of all __________.
- 2~4文目: 理由
- 5文目: My personal experience is a compelling example of this
- 6~7文目: 「過去の経験」又は「客観的なデータ」
3段落:ボディ2
- 1文目: Secondly __________.
- 2~4文目: 理由
- 5文目: For instance, __________.
- 6~7文目: 「過去の経験」又は「客観的なデータ」
4段落:ボディ3(必要あれば)
- 1文目: Finally __________.
- 2~4文目: 理由
- 5文目: For example, __________.
- 6文目: 「過去の経験」又は「客観的なデータ」
5段落:結論
- 1文目: In conclusion, I am of the opinion that__________.
- 2文目: This is because __________, and __________.
エッセイは、Integratedライティングと比べて複雑です。実際は、テンプレートを覚えた後に、様々なテクニックを覚えていく必要があります。
下記に、TOEFL Independentライティングで役立つテクニックをまとめているので参考にして下さい。
- テクニック1. 冒頭の始め方
- テクニック2. 反証の挙げ方
- テクニック3. 比較の挙げ方
- テクニック4. 類似表現の書き方
- テクニック5. 原因の示し方
- テクニック6. 結果の示し方
- テクニック7. アイデアの展開
覚えたテンプレートは実際に使ってみよう
ライティングのようなアウトプット・スキルは、理解しただけで使えるようになるものではありません。
そのため、覚えたテンプレートはできるだけ早く、実際に文章として書き出してみることをオススメします。
そして、可能であればその文章が適切かどうかを、ネイティブの先生にチェックしてもらいましょう。
いくら文法的に適切だと思う表現でも、ネイティブからみると不自然だと感じることがあります。そういった部分を細かくフィードバックしてもらい、改善していく中で適切な表現方法や、使用する文脈を身体で覚えていきます。
模試ベースの勉強で採点があると、どうしてもいつも使い慣れた表現に頼ってしまいますが、表現力を伸ばし柔軟性を高めるためにも、新しい知識をどんどん活用していくことが大切になります。
まとめ
今回の記事のポイントをいかにまとめておきます:
- 25点迄はテンプレートが有効
- まずは1つのテンプレートを覚える
- エッセイはテンプレート以外のテクニックが必要
ライティングは英語力だけでなく、日本語のロジカル・シンキングもスコアに影響を与える重要な要素の一つです。
英語表現をいくら覚えてもうまくライティングができない場合は、英語ではなく日本語に問題があるかもしれないと疑問を持ってみることも重要です。
私たちは自分では「論理的だ!」と思っていても、客観的にみると的外れなことを話していることが多々あります。常に自分の考えに疑問を持って考える癖をつけましょう!
今回の記事の内容を参考にしながらTOEFLライティングの問題を実際に解いてみたい方は、以下の記事をご覧になってください:
最後にTOEFL対策でお悩みなどがあればお気軽にご連絡ください!