こんにちは、SOLOのルークです!
オンラインでIELTSやTOEFLを教えています。
今回の記事では「オックスフォード大学の特徴と進学方法」を紹介します。
オックスフォード大学に合格するには、高いGPA(学校での好成績)と英語力が必要です。その上で、エッセイとインタビューの質を高めていくことが鍵になります!
それでは詳しく見ていきましょう。
目次:
オックスフォード大学の特徴
まずは、オックスフォード大学の基本的な情報を見てみましょう:
都市 | オックスフォード |
生徒数 | 20,965人 |
男女比率 | 52:48 |
留学生比率 | 42% |
コース期間 | 3年 |
合格率(修士) | 13.7%(16.2%) |
出願資格(英語) | IELTS 7.0- / TOEFL 100点- |
世界ランキング | 4位 |
オックスフォード大学は「スタッフと学生に刺激的で歴史的な環境の中で最先端の施設、学術の機会を提供、改善し、私たちの環境への影響を最小限に抑える」というビジョンを掲げ運営されています。
大学全体での留学生比率は42%です。学部の留学生比率は20%弱ですが、修士・博士課程の留学生比率は60%を超えており、大学全体としては男女比率のバランスがとれた多様性溢れる環境となっています。
大学の格付け機関QSの2024年度の世界ランキングは3位です。出願条件が厳しいにも関わらず、合格率は14%以下と入学の難易度は非常に高いと言えます。
卒業後の、雇用主からの評価は世界最高値です。オクスフォード在籍中の学習が、卒業後に高く評価されることは素晴らしいことかと思います!
学費
2023年度の学費を確認してみましょう :
学費(年) | £28,950 – £44,240 |
- 参照元 : Tuition Fee
オックスフォード大学の学費は、2023年7月現在のレートで年間530-810万円強です。
学部奨学金に関してですが、オックスフォード大学では日本人の学生が申請できる奨学金はありません。
修士・博士過程については、いくつかありますのでウェブサイトからご確認ください。
オックスフォード大学志望の方で、金銭的に不利な学生は日本にいる間に学費の目途を立てておく必要があります!
世界ランキングの推移
オックスフォード大学の世界ランキングの推移を確認してみましょう :
年度 | QS | THE |
2022 | 2位 | 1位 |
2023 | 4位 | 1位 |
2024 | 3位 | Coming Soon |
オックスフォード大学のランキングは、大学格付け機関QS 3位、The 1位です。格付け機関により、評価方法が異なります。
QSのランキングは「学界での評判(40%)、論文被引用数/教員数(20%)、学生数/教員数(20%)、ビジネス界での評判(10%)、留学生比率(5%)、外国人教員比率(5%)」の内訳にて評価されています。
Theのランキングは「教育(40%)、研究(30%)、論文被引用数(30%)、国際性(7.5%)、企業からの収入(2.5%)」の内訳にて評価されています。
オックスフォード大学の直近の世界ランキングは、いずれも1-5位です。ちなみに、QSの世界ランキング1位は、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)です。
学部紹介
次にオックスフォード大学が設置している学部をみていきましょう:
- アメリカ研究
- アート
- 古代史
- 英文学
- 歴史
- 言語学 / 音声学
- 中世&現代語
- 音楽
- 東洋学
- 哲学
- 神学&宗教
- 化学
- コンピュータサイエンス
- 地球科学
- 工学科学
- 材料学
- 数学
- 物理
- 植物科学
- 統計学
- 動物学
- バイオ化学
- 臨床医学
- 臨床神経科学
- 心理学
- 医学
- 腫瘍学
- 整形外科 / リウマチ学 / 筋骨格
- 小児学
- 病理学
- 薬理学
- 生理学 / 解剖学&遺伝学
- 人口学
- プライマリーヘルスケア
- 精神医学
- 外科科学
- 人類学
- 考古学
- ビジネススクール
- 経済
- 教育
- 地理&環境
- 政治学
- 国際発展学
- 法学
- 政治&国際関係学
- 社会政策
- 社会学
「人文、数学&物理、医学&サイエンス 、社会科学 」の4分野から成り立っており、その中に上記の学部があります。各学部の中に、さらに何百もの学科があります。
世界ランキング1-3位以内の有名な学科は、「英文学、現代語、地理、古代学、人類学、考古学、開発学、法学、社会政策、開発学、教育学、哲学、政治、医学」です。
全学部に世界ランキング1位の学科があり、まさに世界最高の大学と言えるでしょう!
ロケーション
次にオックスフォード大学が位置するロケーションをみてみましょう:
キャンパスは、オックスフォード市にあり人口約15万の大学都市です。オックスフォード市は、ロンドンから電車でおよそ90分の場所に位置しています。
留学中の滞在先は、学生寮とアパートから選択できます。学生寮は38もの建物があり、新入生には学生寮を保証してくれるので安心です。
学生の街であり、物件の多くを大学が所有しているため、多くのエリアで学生は通常より安い価格で買い物や食事を楽しむ事が可能です!
オックスフォード大学の進学方法
オックスフォード大学の進学要件は、以下になります::
資格 | 学部 | 修士 |
IELTS | 7.0 – 7.5 | 7.0-7.5 |
TOEFL | 100点-110 | 100点-110 |
成績 (GPA) | 5段階4.6以上 | 3.6以上 |
規程テスト | A Level: A*A*A – AAA SAT 1,470以上(ACT 32以上) (※学科により変わる) | N/A |
オックスフォード大学に入学のためには、まずは「英語の資格・GPA(成績)・規程テスト」の3点の準備が必要になります。
IELTS7.0(TOEFL 100点)で出願できる学科は、コンピューターサイエンス、数学、統計学科のみです。残りの学科は全て、IELTS7.5(TOEFL110点)が必要です。
成績 (GPA)は、成績も学科により最低基準点は変わりますが、通常は学部で4.6(5段階)以上、修士・博士ですと3.6以上(4段階)です。
また、学部でオックスフォードに進学されたい方は、A LevelもしくはSAT(ACT)という学力テストを受験してスコアを提出する必要があります。
選考のプロセス
オックスフォード大学への学部選考のプロセスは以下です :
- STEP1. IELTS(TOEFL)のスコアメイク
- STEP2. A Level / SAT(ACT)のスコアメイク
- STEP3. 大学独自テスト (学科により必要)
- STEP4. エッセイ
- STEP5. インタビュー
学部入試では、まずはIELTS(TOEFL)などの英語試験と、A Levelなどの学力テストを受けます。テストのスコアがとれた方が出願資格を得られます。
テストの後は、エッセイ、インタビューへと進んでいきます。また、学科により大学側から課せられる独自テストを受ける必要もあります。
オックスフォード大学の独自テストは、学科によって必要かどうかが変わりますので、ウェブサイトから確認してください。
出願時期
オックスフォード大学は、以下のように3期制です。
- 1期:10月上旬-12月上旬
- 2期:1月中旬-3月中旬
- 3期:4月下旬-6月下旬
出願は、オックスフォード大学のウェブサイトではなく、UCASという外部機関から行います。UCASは、英国の大学の申請プロセスを運営しています。
オックスフォード大学への出願は、6月から10月15日にかけて可能です。例えば、2023年10月入学の場合は、2022年の6月から出願が可能です。
その際、大学の学科によっては高校3年時の2学期と3学期の成績は、後ほど提出するようになります。合格後に成績が下がってしまうと、取り消しになることもあるので気をつけましょう。
学部進学を目指している人は、どんなにおそくとも高校3年の春頃までにはIELTS(TOEFL)のスコアが揃っている必要があります。
以下に、一般的な受験スケジュールのサンプルを添付していますので参考にしてください。
可能であれば、進学のための必要最低限の英語の資格は高校2年の間に取得してしまうことが理想です。3年生では入学後のエッセイの書き方、奨学金の申請、志望動機書などに時間を使うと良いかと思います!
「IELTS 7.5」VS「TOEFL 110点 」
私個人の見解としては、IELTSの方がオススメと考えています。理由は以下の2点です:
- 理由1:スコアメイクが若干容易
- 理由2:RLの誤答数の許容範囲が広い
弊社の生徒のデータを元にすると、IELTS 7.5はTOEFL105点と同等のレベルです。どちらも難しい事に変わりはありませんが、IELTSの方が若干スコアメイクが容易です。
また、TOEFL110点を目指す場合、リーディングとリスニングは満点近く取得することが理想です。TOEFLのスピーキングやライティングで満点を取るのが難しいからです。
一方で、IELTSのリーディングとリスニングは、7問程度(40問中)間違えてもバンドスコア7.5を取得することができます。
- 参照 : 「IELTS7.5」の勉強法
まとめ
最後に今回の記事のポイントをまとめておきます:
- The 世界大学ランキング1位
- 年間の学費は530-810万円
- IELTS 7.0から出願可能
オックスフォード大学は、1096年設立の英語圏で最も歴史の長い大学であり、世界一流の学術機関の一つとみなされています。
興味がある場合は、キャンパスツアーをみてみましょう。
自分が実際にキャンパスにいることをイメージすると、より海外留学をする実感をえられるのではないでしょうか。
オックスフォード大学のここがオススメ
私が思うオックスフォード大学のおすすめのポイントは以下です。
- 専門家とのセッション
- コミュニティ形成
- 卒業後の高い給与
オクスフォード大学の一つ目の魅力として、学部生の時から専門家との対談をすることをあげたいと思います。自分の専攻分野の専門家と毎週1時間過ごすことができます。
通常の大学では、トップ校であっても修士や博士課程でない限りは、こういった専門家との定期的なセッションの機会はありません。セッションを通して専門家とのつながりを作ったりすることが可能です。
また、世界各地からトップレベルの学生が集まって来るので、そこでのコミュニティー形成ができます。卒業後に各自が世界に羽ばたきますので、大学時代の繋がりがおのずとグローバルでのつながりになります。
こういった大学時代でできたコネクションは、働き出した後に、企業間での提携であったり、世界レベルでの問題解決にいきていきます。
最後に、卒業後の高い給与についてあげたいと思います。卒業後の平均給与が、他大学と比べて年間約8,000ポンド(約125万円)も高くなっています。この差は年数が経つにつれて大きく開いていきます。
当然、給与がすべてではありませんが、大学時代に学んだ内容が市場でも高く評価されるというのは良いことかと思います!
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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