【GMAT】AWAセクションの対策と勉強法を徹底紹介

【GMAT】AWAセクションの対策と勉強法を徹底紹介

こんにちは!

SOLO IELTS TOEFLルークです!

今回の記事では、GMATのAWAセクションの対策と勉強法をできるだけ詳しくまとめていきます。

AWAセクションはビジネススクールからの評価が曖昧なため、多くの受験生があまり力を入れて対策をしません。しかし、スコアが低いとマイナスイメージに繋がりますので注意が必要です。

AWA対策では、英語のライティング力そのものを上げるよりも、AWAで求められている回答を書き出す事が大切です。事前に出題傾向などをしっかり理解してから対策に臨みましょう!

GMATの試験概要は、以下の記事を参考にしていただければ幸いです:

それでは詳しくみていきましょう。

GMAT AWAセクション対策に必要な基礎知識

AWAセクションの試験内容

まずAWA対策の前に、その試験内容を確認していきましょう :

試験時間30分
出題数1問
スコア0 – 6点
設問Analysis of Argument

GMAT AWAは、Verbal や Quantitative の総合スコアには関係なく評価をされます。いわゆるライティングセクションですが、「説得力のある主張を構築できるか」が主に評価されます。

AWAに評価は主に以下の2つの観点から測定されます :

  • 評価1. 論理解析ができるか
  • 評価2. 説得力のある文章か

論理解析とは、リーディングの文章にある論理的な漏れやズレを分析し、客観的に批評することが求められます。

また、説得力のある文章とは、設問に対してどれだけ論理的に主張を展開できるか」ということで、論理的に抜けや漏れのない文章を書くことが求められます。

TOEFLやIELTSのアカデミックエッセイとの違いは、AWAは問題文に対して反証を挙げる事が問であることです。つまり、反証をロジカルに明確に書ける事が大切です!

目指すべきスコア

次に、AWAの目指すべきスコアを確認しましょう。 以下の図は各スコアにおける受験者のパーセンテージです :

GMAT AWA受講生スコア平均

GMATの運営機関「GMAC」によると、80%の受験生がスコア4.0以上の評価、約43%以上がなんとスコア5.0以上を取得していることが分かります。

受験生の平均が「約4.3点」なので、目標としては「4.5点以上」を目指して対策していくことが望ましいと考えられます。

4.0点取得できていれば、学校からの評価はさほど悪くありませんが、心の平安のためにも初めからスコア4.5以上が取得できるよう対策をしていきましょう!

対策に必要な前提スキル

AWAの対策を始める目安として、TOEFLライティング25点以上(IELTSライティング6.5以上)を取得できると良いでしょう。問題形式は一見難しく見えますが、ライティングする内容に高度なライティング技術を求められることはありません。

基本的なライティングに不安がある場合は、TOEFL(IELTS)の教材を利用したり、個別のチューターに依頼するなどして、ライティングの基本構成を身につけておくと良いでしょう。

AWAセクションの対策と勉強法

AWAセクション全体の対策

それでは次に、AWAの対策方法についてみていきましょう。

早速ですが以下が、AWAセクション全体の対策法です:

  • 対策1. 問いを理解する
  • 対策2. 時間配分を知る
  • 対策3. ストラクチャーとテンプレート
  • 対策4. 文字数を増やす

AWAは、設問のパターンが決まっています。聞かれていることをきちんと理解することが回答のための第一歩です。その上でAWAライティングにおけるストラクチャーとテンプレートを学びます。

最後に文字数を多く書く練習をしていきます。AWAは文字数が多ければ多いほど得点が高くなる傾向があるためです。

対策1. 問いを理解する

まず、AWAの問いを理解します。AWAは毎回以下のような形で問いが出題されます :

Discuss how well reasoned you find this argument.

In your discussion, be sure to analyze the line of reasoning and the use of evidence in the argument. For example, you may need to consider what questionable assumptions underlie the thinking and what alternative explanations or counterexamples might weaken the conclusion.

You can also discuss what sort of evidence would strengthen or refute the argument, what changes in the argument would make it more logically sound, and what, if anything, would help you better evaluate its conclusion.

冒頭1文目、 “Discuss how well reasoned ” がコアのタスクとなります。ちなみにAWAが提示する主張には「必ず」欠陥があるため、それらを見つけることが必要です。2文目にその指示があります。

2文目、”be sure to analyze the line of reasoning and the use of evidence in the argument” つまり、筆者の主張に対する「理屈と証拠の2点」の欠陥を必ず分析する必要があります。

3文目、”what questionable assumptions underlie the thinking and what alternative explanations or counterexamples” つまり、疑わしい仮定の断定と、代替的な説明や反例を用意する必要があります。

4文目、”You can also discuss”以下はオプショナルであり、言及しなくても満点の6.0がでますので心配する必要はありません。

対策2. 時間配分を知る

GMATのAWAは、以下の時間配分で設問に答えるのをオススメします :

  • 設問の理解(2分)
  • ブレインストーム(2分)
  • アウトライン(1 – 2分)
  • ライティング(20分)
  • 校正 (3 – 5分)

設問の読解は、自らの思い込みを排除して事実関係のみをしっかりと読み解くことがポイントです。著者の大きな主張をきちんと読み取り、主張に対する前提と背景を見極めていきましょう。

ブレインストームでは、筆者の主張に対する反証を考えます。反証を考える際には、以下の4つの観点を意識すると良いでしょう :

  • 観点1. どんな状況が主張の反証となるか
  • 観点2. どのような正当でない理由で主張を想定しているのか
  • 観点3. 著者の主張を強くする要素があるとしたら何か
  • 観点4. どの特定の表現に論理的な問題があるか

反証を断定したら下記対策3のアウトラインに沿ってライティングをし、最後に校正をして終わります。 校正では英語の間違い探しではなく、論理的に正しいかどうかに注目をしましょう。

対策3. ストラクチャーとテンプレート

AWAの文章構成は、以下のようにシンプルなもので構いません:

  • 構成1. 導入(問いの言い換えと論理の欠点の指摘)
  • 構成2. ボディ(全ての反証を述べる)
  • 構成3. 結論(要約と論理の改善策)

ボディや結論の展開の仕方は問いによって若干変わってきますが、導入は基本的に同じ表現で問題はありません。

構成1. 導入のテンプレート表現

導入では下記のような テンプレートを使用することが可能です :

The author proposes plan X to accomplish goal Y _____

The statement _____ simply describes the [warning] systems _____. This alone doesn’t constitute a logical argument_____, and it certainly does not provide support or proof_____

This plan is fundamentally flawed, in that _____ the evidence provided fails to support the authors claim _____

導入パラグラフではすべての論理の欠点に言及するのではなくあくまで 大枠であることを忘れないでください。

構成2. ボディのテンプレート表現

ボディパラグラフでは以下のような テンプレートを使用することが可能です :

One basic flaw in the argument is _____

But what if _____?

The proposal also fails to consider _____

As a result, implementation would become _____

3-5つの全ての反証を1つのボディパラグラフで全て述べます。段落を分ける必要はありません。

構成3. 結論のテンプレート表現

結論パラグラフでは以下のようなテンプレート使用可能です :

In summary _____

To address the problems in the argument, one would have to _____

結論パラグラフは基本的には言い換えと改善策です。言い換えは違う表現を使う事がポイントです。例えば主張の欠陥をflawと表現したなら、最後は” error,” “gap,” “defect”などの違う単語を使うといった事です。

主張を改善するための主張は結論パラグラフの一番最後で述べると良いです。

対策4. 文字数を増やす

AWAでは文字数を多く書くとスコアが上がりやすくなる傾向があります。具体的には、スコア別に以下のようなデータがあります。

スコア文字数
6.0 599
6.0335
4.0260
2.0108

高スコアのライティングは長い文章というだけでなく、1文に含まれる語彙数が多いことも分かります。少なくとも1つの文章には20語字以上含まれています。

平均的に1つの文章に20語数以上、全15文以上書く事を目指すと良いですね!

最後に

AWAは問いのロジックを見極められる事が大切

最後に、今回の記事のポイントをまとめておきます:

  • 前提としてTOEFLライティング25点以上取得できることが目安になる
  • AWA対策は問題傾向の理解から始める
  • 大量の文字を書けるようにする

AWA対策に必要なライティング力は、GMAT対策前に行うTOEFL(IELTS)のライティングで十分対応が可能です。しかし、きちんと設問のロジックを読み解く力が別途必要になるので、その対策のために事前に問題傾向をしっかりと理解しておくことが大切です。

問題傾向を理解したら、文章構成の型とテンプレートに沿ってライティングをする練習を行いましょう。慣れてきたら徐々に文字数を増やしていくと良いでしょう。

文字数はおよそ300字以上を目指して書けるようにしておきましょう。本番では文字カウントができないので、どれくらいの文章を書けば何文字になるかを感覚的に理解しておくと良いでしょう!

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

最後に、TOEFL(IELTS)対策や、GMAT対策でお悩みやご相談などあればお気軽にご連絡ください。

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