こんにちは、SOLOのルークです!
MBA進学希望者の方に、TOEFLやIELTSを教えています。
今回の記事は、「IESEビジネススクールの特徴と進学方法」を紹介します。
IESE MBAは、世界的にも由緒あるビジネススクールです。多様性の中でのリーダーシップ育成を前面に押し出した学校です!
それでは、詳しく見ていきましょう。
目次:
IESE MBAの特徴
まずは、基本情報から確認しましょう。
都市 | Barcelona, Spain |
コース期間 | 15 or 19か月 |
GMAT平均値 | 690 |
英語の必要資格 | TOEFL 100 or IELTS 7.0 |
平均勤務年数 | 6.0年 |
年齢 | 25 – 38 |
ウェブサイト | https://mba.iese.edu/ |
IESEは「プロフェッショナルとしての卓越性、誠実さ、奉仕の精神を通じて、人々、企業、社会に深く、前向きで、持続的な影響を与えるよう努力するリーダーを育成する」というミッションを掲げ運営されています。
今年度の受験者数は非公開で、入学者数は383人です。公式ではありませんが、例年のIESE MBAの合格率はおよそ30%程度だと言われています。
出願に必要な英語の要件は、TOEFL100点 or IELTS7.0です。一方で、「TOEFL105点 ( IELTS7.5)が理想」と当ウェブサイトに記載があるので、高いスコアを満たせると安心です。
学力を測るためのGMATも、合格者平均が690です。欧州のMBAの中では高い水準ですので、高い英語力が必要ですね!
学費
IESEの2023年度の学費です。
学費(年) | €99,500 |
- 参照 : Tuition Fee
IESE MBAの学費は、2023年3月現在のレートでおよそ1,400万円です。
IESEの学費自体は欧州トップMBA校としては平均的ですが、学費は年間2-5%の割合で高くなり続けています。
奨学金に関しては、NeedとMeritベースの双方が用意されている珍しいスクールです。事前にウェブサイトで確認しておきましょう。
ランキング
IESEの世界ランキングの推移です。
Year | QS | FT |
2023 | 10位 | 3位 |
2022 | 10位 | 10位 |
2021 | 11位 | 4位 |
IESE MBAの世界ランキングは、大学格付け機関QS10位、FTで 3位となっています。いずれも常に上位にランクインしていますが、年度による上下が激しくなっています。
格付け機関により、評価方法が異なります。QSのランキングは、「雇用機会(40%)、起業家精神と卒業生の成果(15%)、投資収益率(20%)、リーダーシップ(15%)、クラスと教員の多様性(10%)」の内訳にて評価されています。
FTは、「加重平均給与、昇給率、女性教員・学生の割合、キャリアアップ」など多岐にわたって評価されていますが、その比重は公開されていません。「企業の社会的責任・卒業生の推薦」が評価に含まれていることが、他社との違いです。
その他の情報
その他のデータを確認してみましょう。
留学生比率 | 88% |
女性比率 | 37% |
卒業3か月以内就職率 | 94% |
給与上昇率 | 144% |
キャリアサポート | 5位 |
IESEは、女性比率・留学生の双方の比率が、欧州トップMBAの中では低めです。
卒業生のよる推薦ランクやキャリアサポートはまずまずの順位です。キャリアアップが上手くいき、給与が大幅に上がるため、卒業生の満足度が高いことが伺えます。
IESE MBAの進学方法
IESEの出願条件は以下です。
- TOEFL100点 or IELTS7.0
- GMAT (GRE)
- 学士の成績
- エッセイ
- 推薦状1通
- レジュメ(職歴)
- 願書
- インタビュー
上記の出願要件は、トップMBA校ですと、おおよそどこも同じです。
出願のための第一歩は、TOEFLやIELTSの英語資格の準備です。TOEFL100点またはIELTS7.0のいずれかが必要ですが、この値は欧州トップMBAスクールの中では平均的です。
人により必要な勉強時間は変わりますが、大学受験から英語に手をつけていない方は、この英語基準を満たすだけで1年半は見ておいた方が良いでしょう。
英語基準が満たせたら、GMAT(GRE)、エッセイ+インタビュー対策へと進んでいきます。
TOEFL100 vs IELTS7.0
IESE出願にあたり、TOEFLとIELTSのどちらで準備をすると良いでしょうか。
人によってテストの相性が異なりますが、IELTS7.0の方が早く到達される方が多いです。
- IELTSのRLは誤答の許容数が広い
- IELTS SWは6.5までは対策しやすい
- IESEはセクション別の制約がない
といったような理由が挙げられます。
TOEFL100を狙うためにはRLは28点近く取得できることが理想です。TOEFLはスピーキングで高得点を取るのが難しいからです。
一方のIELTSにおけるRL7.0は、10問ほど間違いでも取得できます。10問間違えられると考えると精神的に楽ですね。
IELTSはライティングで高得点を取ることが困難ですが、IESEでは各セクションの制約がありません。
TOEFLで95点前後の方でも、IELTSは少しの対策で7.0を超えたケースも多々あります。すでにTOEFL対策をされている方でも、伸び悩みを感じたらIELTSヘの変更を検討しましょう!
最後に
今回の記事のポイントをまとめておきます:
- FT世界大学ランキング3位
- 学費は1,400万円
- TOEFL100 or IELTS7.0が出願要件
IESEの特徴はある程度把握できましたでしょうか。
興味がある方は、下記の動画でキャンパスツアーをしてみましょう。
自分が実際にキャンパスにいることをイメージすると、より海外留学をする実感をえられるのではないでしょうか。
IESE MBAは、職業人として成功をおさめられるように工夫されたカリキュラムになっていることが伺えますね。
60年以上に渡って世界のMBA校を牽引してきた由緒あるスクールですので、当然といえば当然かもしれません。
その他の海外MBA校や情報は下記のサイトにまとめておりますので、必要な場合はご参照下さい。
- 参照元: 海外MBA 一覧
最後に、弊社は海外MBAを志す方に、TOEFLとIELTSをオンラインで専門的に教えています。英語対策でお悩みなどありましたら、遠慮なくご連絡下さい!
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。