エッセイの頻出トピックと例題【IELTSライティング】

【よく出るトピック10選】IELTSライティングタスク2対策

こんにちは!

SOLO IELTS TOEFLルークです!

今回の記事では、IELTSのライティング「タスク2」で頻出のエッセイトピックを紹介していきます。

アカデミック・ライティングのタスク2は、エッセイ形式で抽象的な設問に対して自分の意見を述べたり、対立する意見の事実関係を述べる必要があります。

日本ではあまり馴染みのないスキルが求められるので、英語だけでなく日本語での文構造理解も必要になります。

「今まで考えたこともないことを質問されて、何も答えられなかった…」

こんな経験を持っている方もいるかもしれませんね。

頻出トピックを理解し、トピックに関する背景知識を身につけておくだけで、ライティングの難易度はグッと下がります。

ということで、頻出トピックや質問例を紹介していきます、

エッセイ形式は英語力だけでなく、トピックに関する豊富な背景知識があることが重要です。日頃からニュースなどを通して、積極的に外部の情報をインプットしていくことが肝心です!

それでは詳しくみていきましょう。

エッセイで頻出のトピックと例題

IELTSのアカデミック・ライティングタスク2は、エッセイ形式で抽象的な質問に対して論理的に主張をまとめていきます。

概要は以下の通り:

問題形式エッセイ形式
問題数1問
試験時間40分(タスク1と合わせて合計60分)
指定文字数250字以上
出題される質問パターン① Agree/Disagree
② Discuss Both View
③ Advantage/Disadvantage
④ Problem and Solution
⑤ Opinion

出題されるトピックは、およそ50トピックです。

その中でも特に出題されやすい10トピックが、以下になります:

  1. Education(教育について)
  2. Family(家族について)
  3. Globalization(国際化について)
  4. Criminal Justice(刑事裁判について)
  5. Technology(テクノロジーについて)
  6. Government Spending(政府の政策について)
  7. Health(健康問題について)
  8. Development(街や技術などの発展について)
  9. Youth Crime(若年層の問題について)
  10. Environment(環境について)

特に出やすいトピックは、教育に関する内容です。その他のトピックも、世論で話題になっている内容が出題される傾向があるので、ニュースなどで話題になっている情報は必ずインプットしておきましょう。

また、情報をインプットすると同時に大切なことが、そのトピックに対して自分がどのような意見を持っているかを理解することです。自分の意見を一度言語化して、そう考える理由などを事前に考えてみると良いでしょう。

ニュースをインプットする過程で、新出語彙や表現を覚えると一石二鳥です。また、意見を考える時は、「主張・理由・具体例」の3点を最低でも考えておくと、スピーキング対策でも役に立ちます!

頻出トピックがわかったところで、「それぞれのトピックでどのような問題が出題されるか?」をみていきましょう。

トピック1. Education例題

Education(教育)に関するトピックは、特に出題されやすいトピックです。

近年では「スマートフォン」や「オンライン教育」など、世界的にもニーズが増えてきているものに関する問題が出題されやすいです。

以下が例題です:

  • More and more students are choosing to study at colleges and universities in a foreign country.
    Do the benefits of studying abroad outweigh the drawbacks?
  • 「海外の大学への留学を選択する学生が増えています。留学のメリットはデメリットを上回るのでしょうか?」

トピック2. Family例題

家族に関する問題も、出題傾向が高いです。

「核家族」に関する問題や「出生率の低下」など、問題意識を持って主張を考えておくと良いでしょう。

以下が例題です:

  • People in many countries are spending less time with their families. What are the reasons and effects of this?
  • 「世界中の人々は家族と過ごす時間が減っています。この問題の原因と影響は何でしょうか?」

トピック3. Globalization例題

異文化コミュニケーションや、国際化についての質問もよく出題されます。

以下が例題です:

  • Many people say that globalization and the growing number of multinational companies have a negative effect on the environment.
    To what extent do you agree or disagree?
  • 「グローバリゼーションや多国籍企業の増加が環境に悪影響を与えているという意見が多く聞かれます。あなたはどの程度、賛成ですか、反対ですか?」

トピック4. Criminal Justice例題

犯罪に関するトピックにも、しっかりと自分の意見を組み立てておきましょう。

「銃規制について」や「プライバシーに関して」など、自分の意見とは対立する意見の論拠まで考えておくと良いでしょう。

以下が例題です:

  • In many cities, security measures, such as the use of video cameras in public places, are being increased in order to reduce crime, but some people believe that these measures restrict our individual freedom.
    Do the advantages of this trend outweigh the disadvantages?
  • 「多くの都市で、犯罪を減らすために公共の場でのビデオカメラの使用などのセキュリティ対策が強化されていますが、こうした対策は個人の自由を制限するものだという意見もあります。この傾向のメリットはデメリットを上回るのでしょうか?」

トピック5. Technology例題

テクノロジーに関するトピックは、近年最もホットな話題です。

「自動運転」や「仮想現実について」など、私たちの身近で最近耳にするようになった話題に関して思考を巡らせましょう。

以下が例題です:

  • It is inevitable that as technology develops so traditional culture must be lost. Technology and tradition are incompatible – you can not have both together.
    To what extend do you agree or disagree with this statement? And give your own reasons.
  • 「技術が発展すれば、伝統文化が失われるのは必然である。テクノロジーと伝統は相容れないものであり、両方を同時に手に入れることはできない。あなたはこの意見にどの程度賛成ですか、反対ですか?また、あなたなりの理由を述べてください。」

トピック6. Government Spending例題

日本では、あまり政府の施策に関して意見を表明することが少ないですが、世界的には政府の施策について主張を持つべきであるという価値観があります。

主張を組み立てる時は、一般論にならないように注意して、自分なりの考えをしっかりと組み立てるようにしてください。

以下が例題です:

  • If countries are serious about solving traffic problems, they should tax private cars heavily and use the money to provide free or cheap rail travel.
    To what extent do you agree or disagree with this statement?
  • 「もし各国が本気で交通問題を解決しようとするならば、自家用車に重税を課し、そのお金で鉄道を無料または安価で利用できるようにするべきだ。あなたはこの意見にどの程度賛成ですか、反対ですか?」

トピック7. Health例題

肥満、運動機能低下、寿命など、私たちの身近にある健康問題に関しても頻出のトピックです。

以下が例題です:

  • Childhood obesity is becoming a serious problem in many countries. Explain the main causes and effects of this problem, and suggest some possible solutions.
  • 「多くの国で子どもの肥満が深刻な問題になっています。この問題の主な原因と影響を説明し、可能な解決策を提案しなさい。」

トピック8. Development例題

トピック5のテクノロジーと関連性が高いですが、技術面に関する発展以外にも都市や流通などに関するトピックが出題されます。

過去の事例から現在の事例までを対比して、「何が変わったのか?」や「それはよ異変かなのか?」など、疑問を持ってみましょう。

以下が例題です:

  • As computers are being used more and more in education, there will soon be no role for the teachers in the classroom.
    To what extent do you agree or disagree with this statement?
  • 「教育現場でのコンピュータの利用が進むと、やがて教室での教師の役割はなくなる。あなたはこの意見にどの程度賛成ですか、反対ですか?」

トピック9. Youth Crime例題

若年層の犯罪についても考えておく必要があります。

例えば「サバイバルゲームは子どもの暴力性を増長させる」など、世の中でよく聞く主張に関しては考えておくと良いでしょう。

以下が例題です:

  • Levels of youth crime are increasing rapidly in most cities around the world.
    What are the reasons for this, and suggest some solutions?
  • 「世界のほとんどの都市で青少年犯罪が急増しています。その理由は何でしょうか。また、その解決策を提案してください。」

トピック10. Environment例題

最後のトピックは環境問題ですね。

温暖化、森林伐採、自然災害についてなど、原因と結果を調べたり、そのことに対して「自分がどう思うのか?」を自問しましょう。

以下が例題です:

  • Wild animals have no place in the 21st century, so protecting them is a waste of resources.
    To what extent do you agree or disagree?
  • 「21世紀には野生動物の居場所はないのだから、保護するのは資源の無駄遣いだ。あなたはどの程度、賛成ですか、反対ですか?」

エッセイで出題される指示文

上記で紹介した例題をみるとわかると思いますが、設問は「ステートメント(主張)」と「指示文」の2つに分かれています。

ステートメントは毎回のテストで変わりますが、指示文は以下の6パターンしか基本的に出題されないので、覚えておくと対策に役に立ちます:

  1. To what extent do you agree or disagree?
  2. Discuss the advantages and disadvantages.
  3. Discuss both views and give your opinion.
  4. Do the advantages outweigh the disadvantages?
  5. Is this a positive or negative development?
  6. What are the benefits and drawbacks?

上記のうち、自分の意見を述べなくてはならない指示文は1と3の二つしかありません。

つまり、どれだけステートメントに関する情報を事前に持っているかが高スコアに繋がります。

指示文に意見を求めることが書かれていない場合は、あえて自分の意見を加えず指示文にしたがってライティングすることで、TA(タスク達成度)のスコアを伸ばすことが可能です。

エッセイライティングはどれも同じであると思い込んで、指示文を正しく読まないと、思わぬところでスコアが減点されてしまいます。必ず指示文で求められている内容をライティングしていきましょう!

ライティングの詳しい書き方などは、以下の記事で解説しているのでよければご覧になってください:

トピックに関する情報はニュースサイトを活用

エッセイのトピックに関する背景知識を身につけるために、以下のニュースサイトを利用してインプット量を増やしていきましょう:

慣れないうちは自分の興味あるトピックを中心に読んでいき、慣れてきた段階で日々更新される最新のニュースを中心に学習していきましょう。

学習は可能な限り毎日続けます。1日10記事程度を目標にインプットをすることができれば、3ヶ月程度で一定量の語彙力も身につきリーディング力の向上も見込めるでしょう。

ニュースで学習をする前に、最低限の語彙力と文法力を身につけておくと学習効果が高くなります。どんなものでもいいので最低でも単語帳を1冊、文法書を1冊は消化しておきましょう!

まとめ

エッセイは段落構成を事前にしっかり理解する

今回の記事のポイントを以下にまとめておきます:

  1. エッセイの頻出トピックは「教育」
  2. ステートメントと指示文を正しく理解する
  3. 語彙と文法は事前に消化する

エッセイライティングは、英語力のみならず母語でどれだけ文章構成を理解できているかも非常に重要なポイントです。段落構成を意識せず、単に意見を書いているだけではスコアは一生伸びないので気をつけましょう。

大切なことは、事前にきちんと頭で理解してから実際にアウトプットを繰り返して改善を繰り返すことです。段落構成や各センテンスの役割は、英語とは関係のない日本語の力なので、事前に必ず把握しておきましょう。

受講生のライティングをみていると、言いたいことがどんどん浮かんできて書き足した挙句、説得力がまったくない文章になっていることがよくあります。説得力のある文をつくること、このことを意識してライティングは対策していきましょう!

段落構成に関しては、以下の記事を参考にしてください:

最後に、IELTS対策や海外進学などでお悩みやご相談などあればお気軽にご連絡ください。

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